2020年11月06日

狂乱の21世紀が歴史に刻まれる

3面に「東証2万4千円台を回復 米議会『ねじれ』観測を好感」がある。9カ月半ぶりに2万4千円台を回復したといい、さらに2年1カ月ぶりの高値記録ともいう。「バイデン氏が優勢だが、議会上下院の『ねじれ』観測が強まり、企業への増税や規制強化などが難しくなるとの見方が好感された」(本文引用以下同様)。もともと株価はカネまみれ。企業への増税や規制強化がやりにくくなると「ブラボー!」になっちまう。だから株ってのは嫌いなのだ。株が「ブラボー!」になると、労働者が軽くなる現状。コロナで自殺者が増え、なかでも女性の増加が著しいとか。コロナ死者と自殺者を並べて、自殺者対策の方が緊急課題だ、なんて倒錯した主張をする平和運動家には「あんた本気?」と言いたくなる。コロナへの政治的無策が経済活動を揺るがし、多くの人を苦しめる。その関係を考えないで、コロナを軽視する。コロナに対する庶民の嫌悪につけこんで、政治はおのが無策をコロナに転嫁する。そんな露骨な誘導がなぜ見えないんだろう。
3面の記事には、「バイデン氏優勢が伝わる中」「民主党が掲げる大型経済対策への期待が強まっていた。だが」「開票が進むにつれ民主党がホワイトハウスと上下両院を握る可能性が急低下。バイデン氏が勝利しても、巨額対策がすんなり進む可能性は遠のいた」「大統領と議会上下院の『ねじれ』によって法案や予算が通りにくくなれば、法人増税や巨大IT企業への規制強化など、市場が『反ビジネス』とみなす政策も実現しづらくなるという期待が広がった」とある。7面には「増税・規制強化 遠のく米」「バイデン氏勝利でも『ねじれ』観測」「議会との調整 課題に」「株式市場に安心感が」があり、「今回の選挙では、閣僚の人事承認など特に強い権限を握る上院で、事前の予想に反して、共和党が過半数を保つ可能性が高まっている」。米国際政治学者は「国が分断されていても、困窮した人々には多大な経済支援が向けられるべきだったが、(ねじれ議会の公算大で)2021年には果たせないとの見通しが決定的になった」と語る。「コロナ危機による世界大恐慌以来の不況は、米国にもとからあった人種間や職種間の格差を悪化させ」だが、「バイデン政権が成立しても、『ねじれ』の議会では中道寄りの政策を選ばざるを得ず、与党内の対立が起きる可能性もある」。そして、「『ねじれ』議会の見通しは、株式市場では好感された。企業に負担がかかる政策や規制強化の実現が難しくなり、企業業績の押し上げへの期待が出たため」「民主党が掲げる法人増税の実現が『ねじれ』で遠のいたと受け止められたことも、市場の安心感につながったとの見方もある」。日本の経済専門家の見方にも、年内に2万5千円をうかがうとの観測がある。ただし、訴訟沙汰になって勝敗が決まらない場合、「早く勝者が固まらなければ、市場の楽観は覆されるだろう」(米ストラテジスト)という。そしてこうして、世の中は最悪の局面に向かって、怒涛のように進んでいくわけか。
コロナは1面「伊、再び都市封鎖▪️米、1日10万人超感染 欧米コロナ第2波猛威」があり、「欧米で再び新型コロナウイルスの感染爆発が起きるなか、イタリアのコンテ首相は4日夜、ロックダウン(都市封鎖)を再度実施すると発表した。欧州各国で激しい行動規制を再導入する動きが広がっている」。北部の4州が対象で11月6日から12月3日まで。小売店閉鎖。飲食店の店内営業禁止。全土で午後10時から午前5時まで外出禁止となる。伊では1日の新規感染者数は連日3万人前後。第1次の約5倍となっている。選挙でてんてこ舞いのアメリカは、「4日、1日あたりの新規感染者が初めて10万人を超えた」という。日本関連では、29面に「中国選手団厳戒の来日 体操の大会参加」があるが、添付写真ではとても選手団の来日風景とは思えない。「五輪競技で初の国際大会となる体操の『友情と絆の大会』が8日、開かれる」。成田に到着した中国選手団の姿は防護服にマスクというものものしさ。米、ロ、中、日の4カ国32選手参加で、ホテルのフロアを国別で貸切。試合会場以外の外出は自粛。まさか五輪は、バーチャル観客で「行ったつもり見たつもり」の寂しい「コロナ勝利大会」をやるつもりかな。泣けてくるなあ!
posted by ガンコジージ at 10:55| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする