2020年11月13日

コロナとオリ・パラとその後のこと

1面に「五輪観客の待機免除 入国後の体温報告など条件 政府検討」がある。「政府は東京五輪・パラリンピックでの観客受け入れに向けた対応策の本格検討に入った」(本文引用以下「」内同様)。まだやるきかい、とあきれるばかり。3面「『最大の浮揚策』五輪 ひけぬ政権」「観客受け入れ案 感染状況・世論に苦慮」によると、バッハ会長が来日するのは15日。それまでに道筋をつけておくために、観客受け入れへ動き出した。政府は12日の調整会議で「外国人観客について入国後の2週間を免除し、公共交通機関の使用を認める方針を明らかにした」。焦ってるなあ。いまちょうど第3波の感染爆発が顕著になってきたばかり。そこへバッハ来日。政府はまだ「第3波」とは呼びたくないらしい。GoToにもご執心で、少なくとも18日のバッハ離日後まで「まだいける、まだいける」と引き延ばすつもりか。会長は「(首相とは)中止の議論はしない」と述べているらしい。「中止の議論はしない」しかし「中止と通達することはありうる」という含みがあるような気がするのは、斜め読みすぎるかな。関連で14面の「厳戒オーストリア 各国続々 サッカー・きょうパナマ戦 国際試合の機会求め」に注目。11月6日の当ブログで「29面に『中国選手団厳戒の来日 体操の大会参加』」「添付写真ではとても選手団の来日風景とは思えない。『五輪競技で初の国際大会となる体操の「友情と絆の大会」が8日、開かれる』」「中国選手団の姿は防護服にマスクというものものしさ。米、ロ、中、日の4カ国32選手参加で、ホテルのフロアを国別で貸切。試合会場以外の外出は自粛。まさか五輪は、バーチャル観客で『行ったつもり見たつもり』の寂しい『コロナ勝利大会』をやるつもりかな。泣けてくるなあ!」と書いたばかり。オーストリアの国際大会も日本主導らしい。日本サッカー協会会長は、「実は日本が真っ先に交渉し、みんなが乗っかってきた。日本の早い動き出しがあったから」としている。パナマ、メキシコ、米国、コスタリカ、韓国、カタールの名がある。これも政府の「なにがなんでも五輪決行」という強い意志があってのことか。パナマとの試合は13日。メキシコとは18日。ちょうどバッハ来日と重なる。ところでこの試合、観客とかはどうするのかな。
流行が「第3波」に入ったと指摘されているコロナについて、12面「社説」には「コロナ急拡大 危機感もって手を打て」がある。「幅広くPCR検査が行われ、無症状や軽症の人も把握されて数字が積み上がっているのであれば、日々の動向に一喜一憂する必要はない。だが現実には、入院者、とりわけ重症者が増え始めており、最大級の警戒感を持って臨む必要がある」「今回重症者はすでに200人を超え、ペースが速い。同じ北半球の欧米で深刻な感染爆発が起きていることを踏まえれば、冬本番を前に日本も大流行の入り口に立っている恐れがある」「『爆発的な感染は絶対に防ぐ』という菅首相の言葉を実践できるか、取り組みの真価が問われる局面」という。「絶対に防ぐ」って、具体的にどうするのかね。「おれは『絶対に防ぐと言ったんだ』。できなかったお前らが悪い」と、責任転嫁して済ますんじゃなかろうね。五輪は絶対にやる。GoToもヤメない。もっと有効なのは、あとひとつ、死亡者データを改ざんするよう関係各機関に圧力、なんてことにならないだろうね。思い出すのは先の戦争のこと。作戦は大胆極まるものだったが兵が悪い、兵站が悪い、敵が卑怯な振る舞いを、あいつが邪魔をした、天候がどうの、機械の故障が云々カンヌン。机上の空論で大失敗を演じた自分たちの反省はなく、責任を一切とらず戦後ものうのうと生きぬいたご立派な先例たちがいる。今回もまた同じ道を進むなら、被害のすべては庶民の背に負わされる。さらに思い出すのは、明治維新の改革なるものの実態だ。維新とか言いながら、変わったのは支配上層部であって、庶民は上層部の都合のいいように作り変えられただけだった。今度もそうなるのか。スガが失敗したら、第3次アベが出てきて政局がらみの二転三転。政治経済の失敗、コロナ対策の失敗、庶民はみんな背負わされて焦土に立つことになるのか。先を見ないといかんのに、経験が積み上がらず、なんでいつも近視的になるのかな。
posted by ガンコジージ at 10:46| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする