2020年11月26日

新コロ周辺はかなり乱れております

31面「忘年会目前 師走へ警戒 都内で時短要請『かき入れ時が』」の隅に小さく「『トラベル』中止 首相否定的」がある。「菅義偉首相は、『GoToトラベル』の中止やさらなる運用見直しには否定的だ。25日の衆院予算委員会では、4千万人以上がトラベルを利用する一方で、新型コロナの感染者は180人と指摘。政府の分科会も感染拡大の主因であるエビデンス(科学的根拠)は現時点で存在していないとしていることを挙げ、『今日の(感染)拡大と直結していない』と述べた。札幌、大阪2市をトラベルの対象から一時外すとした24日の決定については『感染拡大防止のための予防措置。医療体制を守るため』と説明した」(本文引用以下「」内同様)。以上の発言はすべて首相のものであるが、31面には「『遅れれば社会への影響甚大』分科会案 医療崩壊に危機感」とある。首相が言及していた政府分科会とは違って、危機感を強める分科会の姿が浮き彫りになる。「『介入が遅れれば遅れるほど、社会経済活動への影響が甚大になる』。政府の新型コロナウイルス対策分科会は政府や都道府県に対応を迫る提言案をまとめ、25日夜の会合で議論」「国内の感染状況は悪化の一途をたどり、医療崩壊の懸念が高まっている」「先週20日、政府に『GoToトラベル』の見直しなどを求めた分科会が短期間で再び会合を開いたのは、『感染拡大のスピードが急激で、クラスターが広範に多発し、一部の地域では医療提供体制がすでに厳しい状況になっている』という現状認識から」「分科会は8月、感染状況を4つのステージに分け、危険水準に達すればブレーキをかける仕組みを進言した」。内訳は@感染者が散発的に発生A漸増B急増C爆発的に感染拡大の4つ。Bは経済活動に強い対策を求める節目。Cは緊急事態宣言の段階という。分科会は現状、かなり強い危機感を持っているようだ。
最初に引用した「『トラベル』中止 首相否定的」に戻ると、首相が言及している「政府の分科会」ってどこの分科会だろう。「今日の(感染)拡大と直結していない」って、どの分科会が指摘したんだろう。ちぐはぐ感が否定できない。札幌、大阪2市をトラベルの対象から一時外す決定は「感染拡大防止のための予防措置。医療体制を守るため」って、守るにしては、医療体制を拡充するなどの措置が行われているように見えない。前首相は中身空疎な言葉を大仰な身振り手振りと意味不明のデタラメ弁舌でかっこつけながら喋っていたが、スガ氏は身振り手振りもなく、言葉も不明瞭で自信なげにボソボソとつぶやくばかり。同じなのはデタラメ答弁だけか。しかし、昨日の分科会の提言は、ずいぶんヤワなもので、そんなのでなんとかなるの、と首をかしげる程度のもの。それでも頑として言うことを聞かない。その根拠も示さない。いや、示す能力を養ってこなかったんだろう。それがどういうことか、たまたま政治のトップになっちまった。なるべきじゃないやつがなってしまう現状。怖いね。
7面に週刊誌広告がある。「コロナ感染者『1日2000人超え』が脅威なら なぜインフル『1日4万人超え』は平気だったのか ▼医療崩壊。保健所パンクが本気で怖いなら今こそ2類を5類に変更が最善策▼日本は集団免疫に近づいた▼実は高齢者の致死率は激減!▼認知症進行85%こそ深刻」という奇妙な感じ見出しが躍る。なかでも「2類を5類に変更」という主張に注目。中身を読んでいないので軽々には言えないが、簡単にいえば「指定感染症」を解除して季節性インフルエンザと同じ分類にしたらどうかという提案らしい。その根拠は「集団免疫」、「高齢者の致死率激減」、「認知症85%の深刻」にあるという。最後の「認知症」はよくわからないが、「集団免疫」では新型コロナの変異の速さを考慮すると、そんなに簡単じゃなさそうな気がする。また、効果が数カ月で消えるとの知見をどう考えるか。新コロの症状は全身的なものであることをどう考えるか。「高齢者の致死率激減」では、より若い層へ移動中という臨床の知見をどうみるか。認知症については、ACE2抗体が新コロの脳への影響を促進するという知見をどう考えるか。「ただの季節性インフル」と同じとの見方には、まだ飛躍がありそうな気がする。
posted by ガンコジージ at 11:21| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする