2020年12月31日

数字に酔いしれ数字に惑う日々からの脱出

1面の左側に「都の医療『破綻の可能性』知事、緊急事態にも言及」がある。小池知事は年末年始を抑えないと緊急事態宣言だと言うが、あとは個人の努力如何にかかるとなってしまい、いささかしりすぼみ感が漂う。東京のクラスターを抑え込むことは不可能か、感染の発生源をなんとかする余力はもうないのか、独自の対応があまりに少ない。官邸の影が限りなく薄くなる一方で、慌てふためいているのは地方。両方とも具体策に欠けているという構図。30日の都の感染者数は944人。グーグルが1000人超を予測したのはいつだったか。ほとんどドンピシャの当たりじゃないか。だが、専門家たちだって、グーグル予測に頼らなくても、それなりの予測をしていた。コロナインパール作戦と揶揄されるがごとく、政府大本営の無能さが極まり、初期の誤りを修正できなくなっている。いくら犠牲が積み重なっても、作戦自体は間違っていないのだから、兵力を逐次投入すれば盛り返すというどんぶり勘定でやたらにGoTo命の初志貫徹。その初志が最悪なんだということに想いを馳せる余裕もない。そうこうしているうちに、小手先で繰り出す様々な対応の誤りが山のように積み上がり、いよいよ後戻りできなくなっている。結果、退却じゃありません転進ですから、などと言葉遊びでお茶を濁し、責任を末端に押し付けて大本営は空っぽになる。いまでも脳みそは空っぽだけど、心が完全にうつろに成り果てる。たぶん寝床で頭から布団をかぶり、「ぼくちゃん悪くない。ぼくちゃんは運が悪かっただけなんだ」などと泣きながら叫ぶんだな。
「現在の週平均の増加比率123%が2週間継続すると、1日あたり約1136人になると分析」「2週間後の入院患者は4828人に達するとの試算」(本文引用)。病床数が圧倒的に足りなくなる一方、すでに変異ウイルスの国内侵入が確認されている。情報が少ないのではっきりしたことはわからないが、強毒化するか弱毒化するか目立った変化はないか、わかっているのは感染力が強いかもしれない、ということだけ。しかし、気をつけるべきことに変わりはない。1面「折々のことば」にユルイけれど絶妙なリズムの言葉がある。「かーか、ひとつ言っておきたいんだけれども、厳しくするのはいいけど、ゆっくりダイヤルを回してくれるかな? 小学3年生(金沢市) 隠れてゲームをしていたのが見つかった縁者の息子に、母から3日間ゲーム禁止の沙汰が。『人間というのは非常に複雑な機会なので、急にダイヤルを回すと壊れちゃうわけ。わかった?』との反撃に、母親は『むむ、ゆっくり回して、ですか!』と丁寧語で応じてしまう。数に振り回され続けた1年。年の瀬くらいゆっくり越したい」(全文引用)。たしかにそうなんだけどねえ。
3面に「大納会 バブル以来の高値 終値2万7444円 コロナで乱高下」がある。ここでも大人は数字に一喜一憂。「バブル経済で史上最高値をつけた1989年の3万8915円以来の高値で、過去3番目」「今年1月に2万4千円台をつけた日経平均は(略)3月には、3年4ヶ月ぶりとなる1万6千円台半ばまで急落。4月以降は、各国政府による財政出動や中央銀行の金融緩和で資金が市場に流れ込み、相場は回復基調」「さらにワクチン開発やコロナ収束後の景気回復への期待が先行し、秋以降、日経平均はバブル崩壊後の最高値圏を続けた」(本文引用)。数字ばかりが頭の中を飛び回る。それでアドレナリン大放出! ところがここで、「報道がコロナで毎日、過去最高とか過去何番目とか騒ぐからみんな不安になる。自粛しろ」という風潮が巻き起こる。そうなんだ、気持ちのいいアドレナリンはいくらあっていいが、気分が落ち込むのはいただけない。ここで「ぼくちゃん」の出番になるわけか。「退却しないよ、転進だ」「コロナに打ち勝つオリンピック」「いうこと聞かない奴は排除して突き進め」などなどカッコ良さげで強引に、実の伴わない熱狂に人心を引きずり込もうとする。積極的に引きずり込まれたがる人たちも出てくる。安心というより、アドレナリンによる気持ち良さが優先するのかもしれない。そして熱に浮かされながら、レミングのごとく集団で死地に飛び込んでいく。それが庶民の運命か。それでいいのか。
posted by ガンコジージ at 10:17| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月30日

試行錯誤こそ個人の基礎的立ち位置として

28日からGoTo一時停止1月11日まで。そして同日とつぜん全世界からの新規入国拒否が始まり、これは1月末まで続くことになった。中国や韓国を含む11カ国は例外とするようで、たしかに該当する国は感染がかなり低く抑えられている。逆に言えば11カ国から来る人は日本に持ち込まない可能性が高いが、日本で感染して母国へ戻れないなんてことにならないか心配。変異株拡大に伴う措置というが、変異種がどんなものかはまだ未知数。これから先の成り行きは、1)強毒化する 2)弱毒化する 3)特に顕著な変化はない の3つ。いまのところ、各々の可能性は等分にあり、どれも確定的でない。GoToでは決断がすこぶる遅かったのに、変異種ではあっというまの即断。過渡的な措置がいろいろ細かにあるのは当然だが、経済重視で11カ国は除外するあたり、やっぱりどこかマヌケている。中国や韓国から来日するのは感染が激しくなりつつある国への渡航になるから、自国の経済を停滞させたくないという気持ちはあっても心配が大きいだろう。一方、日本はGoToで経済を持ちこたえるなんて基本むりな状況だ。GoToだけでなんとかなるほど日本経済の苦境は乗り越えられない。日銀や公的年金などの大幅介入で官製相場と化している株式市場が見せかけの景気を演出しているが、官が手を引けばたちまちバブルは弾けてしまう。経済界全体が国家の施策に依存している現状、社会は激しく歪んでいる。それに輪をかけてコロナが襲いかかる。GoToでなにができるか。せいぜい、五輪までやってる感を持続させ、ウイルスに打ち勝った証しとしてお祭りをやる。それを確実にするためにワクチンを急ぐ。これらのつなぎが成功するか否かは、五輪が行われるか否かにかかっている。五輪ができなければ、つなぎともどもボロクソに非難される。つまり当たるも八卦の賭けだが、五輪はいま風前のともし火だ。
そんななか、もうひとつ気になっていることがある。7面に「ロシア コロナ死者18万人か 関連死含め対策本部の3倍超」があるが、ここに、いつかは我が国のデータにも関わってくる記述がほのみえる。「ゴリコワ副首相は28日、1月から11月までの同国の死者数が前年同期と比べて18・8%増え、このうち81%が『新型コロナウイルス感染症か、その後遺症によるものだ』と述べた」「ロシア統計局の発表によると、前年同期より増えた死者は約22万9700人。ゴリコワ氏の説明通りだと、新型コロナウイルス感染による死者は18万人を超え、政府対策本部発表の3倍超となる」「同本部トップのゴリコワ氏は以前から『我々の発表は厳密にコロナ感染症と診断された死者の数だ』としており、感染が持病の悪化を引き起こしたケースなども含めた死者数とは開きがあると指摘されていた」(本文引用)
じつは同じようなケースとして個人的に危惧しているのはスウェーデンの公表数字だ。いつのころからか、週初めに公表される死者数が、あとで即日公表されない土日に分散されるとき、死者数集計が少しずつ違っていて、メモで集計していた数字と乖離してしまう。メモの修正が頻繁になり、ややこしくなってきて、最近ついにメモをやめてしまった経緯がある。個人的には、コロナによる死者と関連死などを区別し、ロシアのゴリコワ氏の言う「我々の発表は厳密にコロナ感染症と診断された死者の数だ」というような集計が行われているんだろうと推測している。しかし、コロナは高齢者と持病のある患者がもっともかかりやすく、重症化しやすいことは知られた事実。厳密にコロナで死に至ったと判定できるのはどれだけあるのか。削除したらいかんでしょう、と思い、いささか疑っている。これとおなじことが、いまか、またはいつかこの先で、こちらでも行われないか、気になる。世界のワクチン利権が儲かるようにコロナで感染者や死者を割り増ししているなどただの陰謀論的妄想に過ぎないとしても・・・例えばこんなのがある。勉強のためのメモとして残しておく。
☆「東洋経済が新型コロナ『実効再生産数』を公開 感染状況を示す指標、西浦・北大教授が監修」東洋経済5月22日
https://toyokeizai.net/articles/-/351826
posted by ガンコジージ at 10:58| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月29日

年末ぎりぎりの土壇場騒ぎはなにが原因?

本日の23面「基礎疾患50代でも高リスク 急逝の53歳羽田氏 死因はコロナ」に、感染を懸念した12月24日から死に至る27日までの経緯が記されている。まず24日午前「症状はないが、近場の人に陽性が出た」としてPCRを受けられる病院を国会内の診療所に問い合わせ。同日深夜38・6度。すぐさまPCR検査を予約。25日朝には36・5度に下がるが、同日夜38・3度となる。26日朝は37・5度。夜は28・2度。27日はPCR検査の日だが、朝は36・1度に下がっていた。病状の急変は秘書の車で病院へ向かう途中のこと。救急搬送された病院で午後4時35分死亡確認。25、26日は自宅療養していたという。「立憲は、会合などで羽田氏と接触した議員や関係者にはPCR検査や抗原検査を受けるよう連絡した」(本文要約と引用「」内以下同様)
付記の「高血圧・糖尿病・心血管疾患・・・重症化、注意を」には「新型コロナの感染者で重症化しやすいのは高齢者と、糖尿病や高血圧、心血管疾患などの基礎疾患のある人であることがわかっている」。厚労省の23日時点の統計では、80代以上が約6割。50代3%。40代1%。「感染者の年代別の死亡率も80代以上が12・6%と最も高く、50代は0・3%、入院患者のうち重症化する割合は1・5%と低い」「重症化するリスクが30代と比べて90代以上は78倍、50代でも10倍高い」「重症化するかは明らかではないが、妊婦や喫煙歴なども注意が必要」。7月時点の入院患者中では「基礎疾患のある人は高血圧(15・0%)と糖尿病(14・2%)の割合が高かった」という。「新型コロナでは、肺炎や炎症物質の過剰分泌による臓器障害(サイトカインストーム)により急速に重症化」「他に命に関わる合併症として、心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症もある」「血管に炎症がおき、血の塊(血栓)が生じやすく、症状の悪化に深く関わっている」。羽田氏は熱が激しく上下している。25日に検査を予約して27日に死亡する。検査に向かう途上で「俺、肺炎かな」と言った後で急変するのは、肺の炎症が一気に進むということか。街角で「コロナはただの風邪」とマイク片手に主張している人の年齢はどんな分布になるのだろう。若者ばかりだとしたら冗談では済まない。重症化するリスクが30代と比べて90代以上は78倍、50代でも10倍高いとなると、彼らの主張は“若者にとってはただの風邪”かもしれないが、高齢者や基礎疾患のある人たちにとっては切り捨てを宣告されるに等しい。以下にスウェーデン公衆衛生庁のデータがある。左側に縦型グラフが3つ並んでおり、左から3番目の棒グラフ「Avlidna 8,279 Kvinnor: 3,818 | Män: 4,461」が、年代別の死者数を表す。そのなかで80〜89歳代と20〜30歳代を比較するとよくわかると思うが、新聞が書いていることと基本的な食い違いはない。安全圏にいる人たちがいくら「コロナは風邪」と主張したところで説得力はない。高齢者や基礎疾患のある人が同様の主張をしたら意味不明としか言いようがない。
☆スウェーデン公衆衛生庁のコロナサイト
https://experience.arcgis.com/experience/09f821667ce64bf7be6f9f87457ed9aa/page/page_0/
3面に「水際強化 官邸の焦り 支持率急落の中 政治判断」「帰国日本人への検疫も強化」がある。「新型コロナウイルスの変異種発見を受け、政府は28日、全世界を対象にとってきた二つの出入国緩和策を停止した。全世界対象の変異種対応は、国際的にみても異例とされる」「首相が『先手』を強調した対応だが、疑問の声が上がった」「出入国緩和の枠組み停止に踏み切る一方、中韓など11カ国・地域から中長期滞在者などを受け入れる枠組みは維持しているからだ」。空港検疫では13日からの1週間で、英国滞在歴のある入国者の検体1210件中1102件、南アでは75件中59件が日本人という。政府関係者から「本質は外国人問題ではなく、日本人問題だ」と主張が出る所以だが、結局はモンギリ言いっ放し首相が「世論の批判を恐れたのだろう」というのがオチ。感染者や死者の拡大は気にならず、支持率低下だけが恐ろしいという政治。ならばそれを利用しようじゃないか。報道の世論調査でも「支持しない」の輪を広げるのが特効薬になる!
posted by ガンコジージ at 11:08| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月28日

原発事故を忘却の彼方へ遠ざけないように

コロナや前首相の超絶ウソ発言、現首相の国民に配慮できない単線鉄砲玉的施策に目がくらみ、ていねいに追いきれないのを痛感。年末に至り、原発事故への意欲を己が内部に呼び覚ますため、新聞を引っ張り出す。12月25日3面「デブリ取り出し来年中開始断念 福島第一2号機 国・東電」に、溶け落ちた核燃デブリの来年取り出しを24日断念とある。「11年12月に廃炉工程表で開始目標を『10年以内』と掲げて以来、取り出し規模を縮小しながら目標時期を維持してきたが(略)断念」(本文引用以下「」内同様)。新型コロナ拡大による作業の遅れが原因という。いやいやそんなのじゃなく、とてつもなく困難だからでしょう。専用ロボットアームは英で開発しているようだが、国内での開発はどうなった?
12月26日の29面「除染せず避難解除決定 居住の見込みない地域条件」では政府の原子力災害対策本部(本部長菅義偉)は「25日、除染をしていない地域でも解除できるようにする新たな方式を正式に決めた。人が住む見込みがないことや一定の被爆対策を行うことなどを条件に、地元の要望があれば、新方式で解除する方針だ」「避難指示は、空間の放射線量が年間20ミリシーベルトを超えた地域などに出された」「解除のルールは2011年12月に定められ、新たな方式を加えるのは今回が初めて」。現状の解除の要件は3つで、年20ミリ以下になること、除染が十分に進むこと、地元と十分に協議すること。新方式では2番目を変更。自治体が地表をアスファルトで覆ったり、線量計を貸し出すなど被爆対策が条件となった。金をかけず避難指示が解除でき、自由に人が出入りできて、事業を営むこともできる。ただし、自治体が公園や産業団地に使うなどの計画や要望があることが前提。従来の除染方式も維持してどの方式を選ぶかは自治体に任せる、という。出てきたね。自分の判断じゃなく他人まかせの責任逃れ。「わたしは知らないけど秘書がやったんでゴメン」的言い訳の道筋を残している。「今のところ、帰還困難区域を抱える7市町村のうち、飯館村以外に適用を求める動きはない」。これは着々と進んでいた責任逃れ・責任転嫁の総まとめ。淡々と粛々と自分の判断責任から遠ざかる。
12月27日1面「再稼働へ東電・国、根回し着々 事故処理費用 柏崎刈羽カギ」には「県内では再稼働への反発が強く、知事選への影響が懸念された。東電も経済産業省もそこを意識し、知事の任期が切れる22年6月の1年ほど前、来年6月までに再稼働への同意を取り付けるシナリオを描く。再稼働で収益を改善しなければ、膨らむ福島第一の事故処理費用を賄い切れないからだ」とある。原発政策を根っこから転換するべき時期に思い切った転換ができず、うじうじと時間伸ばしするこの国のリーダーたち。それと有効に向き合えず、他に派手な課題を探して花を求める蝶のごとく飛び回る市民運動の軽薄さ。
10月7日にはこんな記事もある。311直後、我が家近在で反原発が盛り上がっていた最中、自らの田畑を心配した市民運動の仲間が、土壌の放射能汚染を心配し、専門家に計測してもらったことがある。事故由来の放射性物質が検出されたが、専門家のお墨付きで安心し、あっというまに耕して終わったのを思い出す。疑問は今も残る。無関心がはびこる遠因がすでにそこにも見えていた。
☆「除染土使った農地の野菜 環境省『放射性物質十分低い』」朝日新聞10月7日
https://www.asahi.com/articles/ASNB66R5LNB6UGTB003.html
他紙にこんな記事もある。「復興庁は2021年度、東京電力福島第1原発事故で被災した福島県の12市町村への移住者を対象に、1世帯(2人以上)当たり最高200万円の支援金を出す。移住後に5年以上暮らし、就業・起業することなどが条件」「国は6月、福島復興再生特別措置法を改正し、被災地域への住民帰還に加え移住の促進を盛り込んだ」。コロナが世間を賑わし始めたころ、法改正が進んでいた。
☆「最高200万円支給 原発事故被災地域への移住で復興庁」日本経済新聞12月21日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB2175R0R21C20A2000000
posted by ガンコジージ at 10:46| Comment(0) | 原発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月27日

10年前からすでに敗戦間近だったと知る

はじまりは30年前だったのだろう。その時から敗北への道が開かれた。この国は転落への道をひた走り始め、30年経って敗北から免れたかといえば真逆。いまだに敗けを認めずに格好ばかりつけて粋がっている。そのあげく8年続いた政権の責任者が桜の疑惑を突きつけられ、実にみっともない姿を世間に晒す。愚かな言い訳が世界に発信され、嘲笑される。TV報道番組のニュースキャスターが「数ある嘘の中でも最も卑怯な嘘は他人に罪をなすりつけるためにつく嘘だと思います。嘘をつかないというルールがいかに大切なことか私たちはいま思い知っています」と語ったそうな。著名なキャスターらしいが地デジを見る環境にないので、SNSからのまた聞きになるが・・・しごく同感。
☆「安倍氏 国会断言『総理大臣の答弁は全て責任伴う』→秘書がやりました」デイリースポーツ12月26日
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/12/26/0013966619.shtml?fbclid=IwAR3OKQsROH3F_d3RFV6d0mAdb7muuVdQmxOFM32EjX4G9R94qQs_fkNOBZs
その張本人はというと、論点をずらし、関係ないことを長々と喋ろうとしてストップを食らったり、訳のわからないことをしゃべりまくり、秘書に責任をなすりつけ、最後は「説明責任を果たすことができた」「来年の選挙には出馬をし、国民の信を問いたい」などと一見平然と言い放つ。「一見平然」でも、中身はどうだかわかったもんじゃない。来年の選挙に出て国民の信を問うというけれど、選挙民がどう判断するかの以前に、水面下で必死の工作を始めているのではないか。かろうじて当選しても、それを「みそぎ」としてまた君臨するつもりでいるのかな。
☆「安倍前首相『説明責任を果たせた』『来年の選挙で国民に信問いたい』桜夕食会問題で」東京新聞12月25日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/76667?fbclid=IwAR1R-00lY_xXhhmZIWjoZw5rNG2HPCr5EVcKQz57WXwNuJfbXpfpHX-jZXg
加藤官房長官が記者会見で、広辞苑を引きながらヘンテコな発言をする。広辞苑なんか必要ないでしょ。過去の具体的事例を引けばいいだけ。前に言ったことといま言っていることがつじつま合わなかったらそれが「嘘」。井戸端談義じゃないんだから、下手な講釈で話をそらすべからず。そんな言い方に終始していたら、自民党も政党の質が落ちてきたなあなんて言われるよ。すでに落ちてるけど。
☆「加藤官房長官『虚偽答弁の固定した定義は国会の中にない』」産経新聞12月25日
https://www.sankei.com/politics/news/201225/plt2012250018-n1.html
後継政権も前代未聞の迷走ぶりで国民を翻弄し「まるで旧日本軍?」「なぜもっと早く『撤退』できなかったのか?」(本文引用以下「」内同様)と書かれる。「思えば味わい深くすらある。読者はご記憶だろうか。菅さん、9月の自民党総裁選でこんなことを言っていた。『私ども(政治家は)選挙で選ばれている。なにをやるという方向を決定したのに、(官僚が)反対するのであれば異動してもらう』(9月13日、フジテレビの番組内で)。自分の政策に異論を唱える官僚はトバすぞ、という宣言といっていい」とあり、どんな思考回路があって彼がこんな発言をするやら。やはり官房長官として君臨した8年の年月がさせるのか。その間に彼の思いは鬱屈し、「アベチンなんかオレのクグツだ。オレがいるからなんとかできてるんだ」くらいに膨らんでたんじゃないか。大本営に巣食う高級将校たちが勝手に戦争を拡大し、増大する被害をほったらかしにして最後に責任を取らずにトンズラしたのと同じか。いや、トンズラできずに右往左往しているの図というべきか。いまやっているのはちょこちょこ裏工作の小手先仕事の数々。それを表面切ってやっているからうす汚さが目立つ。現代の敗戦は一度にやってこず、じわじわこの国を襲う!
☆「まるで旧日本軍? 『GoTo』撤退に失敗した政権の『病理』」毎日新聞12月18日
https://mainichi.jp/articles/20201217/k00/00m/010/255000c?fbclid=IwAR0jfhHiRK7X9sCxDXG04llmL9vdWIneU-RxX_1N-GrZufDbUD6scC-wsoE
posted by ガンコジージ at 10:33| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月26日

いいかげん国民は腰をあげるべきだ

12面の政治漫画が紛うかたなき事実を物語る。首相が「すべて秘書が」とすまして言い放つ頭上から、あまりの大ウソに嘘発見器がぶっ壊れて巨大なげんこつとなって落ちかかる。金の流れを取り仕切ったのが「すべて秘書」というなら、秘書がなぜそんな勝手なことをやったかが問題になる。そんなことを秘書がなぜやったかの背景を問う必要がある。秘書は首相がやたらめったら後援会の人たちを「桜を見る会」に引っ張り込み、年々爆増させ続けるから、財政的に限界を迎えて(相談したかどうかは不明だが)大規模な費用補填に動いた。控えめに表現してそんなことではないか。放漫経営でワンマンで強圧的で、うむをいわさず「忖度しろ」とやったのか、「指示」し「確認」してやったのかは調査しなけりゃわからない。とにかく流れとしては「社会的に功績のあった人たち」との定義を逸脱して「後援会員を豪勢におもてなし」する会へいつのまにか変形させたことが現状の「桜」につながる。経営能力を欠いたおぼっちゃまが、暴走したからこうなった。その責任を「ボクちゃんは悪くないもん。悪いのは秘書だもん」というのは、TV時代劇でいうなら最後にお仕置きされて目を回す、善悪の判断がつけられないだらしないバカ殿様とその取り巻きたち。カネの出所だけを追求するのみで国会は終わったが、全体像が問われてしかるべきだった。時間のなさがとても残念だった。イラストの隣にある「社説 安倍氏の弁明 やはり喚問しかない」は、要約不能なほどキチンと問題点が整理されて書かれている。「安倍氏はきのう、国会での説明を終えた後、記者団に対し『説明責任を果たせた』と胸を張った。(略)自民党内からも、これで一区切りという声が聞かれる」(本文引用以下「」内同様)。バカ殿様はいつも、自分の脳内の特別な思考回路を使って、自分に都合がいいように物語を作り上げる。それでないと自分を保つことができない。でも、いつかそんな回路は壊れる。壊れた後の彼の思考は乱れに乱れ、脳内的に目も当てられない惨状を呈する。その責任はどこにあるか。彼を支えてきた周辺の小悪党にある。彼を導き損ねた者たちの責任は大きく、バカ殿はそれを知っているから、「ボクちゃんは悪くない。悪いのはあいつだ」と寝床で頭から布団をかぶりながら泣き叫ぶ。イビツに育ったツケがいま彼を襲うか。哀れに思えるが、迷惑千万。最後にすがるのは選挙でみそぎ。次は国民がオレを選んだからだってか? 遠山の金さんだったらどうするかね。
もうひとつの社説は「コロナの年末 甘い見通し 招いた危機」で「『勝負の3週間』に敗れコロナ禍が拡大するなかで、年末年始の休み期間に入る。窮状を訴える医療現場の声は日増しに強まり、不安が社会を覆う。未知のウイルスが出現して初めて迎える冬本番である。試行錯誤は致し方ないとしても、政治の怠慢や見通しの甘さが事態を悪化させ、各所にそのつけが重くのしかかっている」。全国知事会が知事の権限や国の財政支援措置の強化・充実を求め、野党は新型インフル等対策特措法の改正の声をあげているのに「政府は動かず、臨時国会も12月上旬で閉じてしまった」。法改正の論点を示したのは23日の分科会。とてつもなく遅い。「政府がとったどんな措置が、人々の行動の変化やウイルスの拡散防止につながったのか。そうした事実の積み重ねがあってはじめて、実のある法改正が可能となる」。それをやらずに28日までの2週間を無為に過ごした責任は重い。昨日のコロナ感染情報では、ついに1日の感染者数は3832人、死者数は64人となった。過去最多更新で、ジョンズ・ホプキンス大学の集計では、第1波と比べて第3波の感染者・死者ともに圧倒的な上昇傾向を示しており、まだピークに達していない。こんな犠牲を払ってまで、どうしてGoTo中断を2週間も先延ばしにしたのか。ワクチンが届けばすべて解消すると見込んで、安直な判断をしているのだろうか。ワクチンで問題はすべて解消。オリンピックも勝利を高らかに宣言できる。それまでの辛抱だ、国民よ一億特攻精神で頑張れ。開会式の主役はオレだ!世界がオレを待っている、みたいな妄想に取り憑かれていないか。そのためには犠牲も厭わない、なんぞと言うのだったら、国民よ、おれたちはかなりバカにされてるぞ!
posted by ガンコジージ at 10:56| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月25日

まだまだ終わらないからね

まさに迷宮ラビリンス。国会で少なくとも118回もデタラメ答弁をした。でも、すべては秘書の責任で、自分については不起訴処分となった。118回の嘘答弁は陳謝で終わるか。本日1面トップは「国会答弁『事実に反した』安倍前首相会見 議員辞職は否定 桜夕食会」「安倍氏不起訴処分 秘書は略式命令」。きょうの午後、公開で行われる衆参議院運営委員会でそれぞれ1時間ずつ質疑をする。衆参両院で与野党が質疑するから、いちばん聞きたい野党の質問は短く絞られる。しかも前首相答弁はいつものように質問と無関係の意味不明時間稼ぎでたっぷり占領される可能性が高い。それで説明責任は果たした、なんて顔をされてもだれも騙されない。(議員辞職については)「初心に立ち返って全力を尽くしていくことで、職責を果たしていきたい」(補填の原資については)「手持ち資金として、事務所に私が預けているものから支出した」「(有権者への)利益供与に当たらないと検察が判断している」(本文引用以下「」内同様)。特捜部もだらしない。「秘書らと共に告発された安倍氏は不起訴(嫌疑不十分)とし、理由を『記載内容を把握していたなどという共謀を認める証拠はない』と説明」。前首相については「夕食会の経費の不記載が始まったのは2013年からとしたが、動機については明らかにしなかった」とあるが、秘書は「2016〜19年の4年分の後援会の収支報告書に、夕食会をめぐる計約3022万円を記載しなかった」という。いまTVで「わたしがしらないなかでおこなわれていた」と懸命に言いわけ中。そして議員辞職は拒否。自民党幹部は「この問題はもう終わり」と幕引きに懸命。10面「社説」には「『桜』刑事処分 政治責任は極めて重い」があり、「似たような事態を受けて、役職を退いたり議員バッジを外したりした政治家も少なくない」「不記載と認定された収支報告書のうち19年分は、補填の疑いが国会で問題になった後に作成・提出された以上、政治家たるもの、関係者に詳細を確認し、自ら書類を点検するのが当然の務めだ」「なぜ収支を記載しなかったのか。安倍氏が本当に知らなかったとすれば、問題発覚後も報告しなかった理由は何か。補填分の資金をいかにして捻出し、事務所のコンプライアンス体制はどうなっていたのかーー。国民が当事者の口から話を聞く機会は失われてしまった」
いやいや、まだ追求は終わらない。最後は検察審査会がある。25面「市民団体『声届いた』黒川元検事長『起訴相当』」では、くじで選ばれた11人が審査する検察審査会が起訴相当を議決。「『起訴相当』の議決は、8人以上の賛成が必要。再捜査を求める人が過半数だと『不起訴不当』、過半数に満たないと『不起訴相当』となる。起訴相当の議決後に検察が再び不起訴としたり3カ月以内に起訴しなかったりした場合は、再審査」「再び8人以上が起訴を求めれば『起訴議決』となり」「『指定弁護士』が検察官役となって起訴する。略式起訴された場合は、検審の申し立て対象にならない」という。最後のところをどう潜り抜けるか、よくわからないが、前首相の場合は、本人は不起訴処分で略式起訴になっていないので、まだ可能性が残っているはず。27面に「『知らないわけない』 市民疑問の声 『秘書、報告しないはずがない』 安倍氏会見お詫び・弁明60分 『運営は責任者に任せていた』」。前首相の関与について物証がないというなら、物証を徹底的に消しておけば、あとは知らぬ存ぜぬで嘘をつき通して万事OK!という政界専用無罪確保方式がトレンドになっちまう。それが経済界にも蔓延し、となると、しみったれた庶民だけが、ちっぽけな罪でワリを喰う世の中になる。1面の「天声人語」に前首相語録が載っている。「私がここで話しているのがまさに真実」「総理大臣として答弁することについてはすべての発言が責任を伴う」とまあ118回にのぼる虚言をすべて列挙したら胸くそ悪くなること請け合い。ようするに、昨日の記者会見は、それをすべてまとめて、「国会答弁は事実に反していた」「私が知らない中で行われていた」「検察が判断している」と戯れ言で終わらせちまったわけだ。これでまだ「改憲命」なんて、ありえない!
posted by ガンコジージ at 11:03| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月24日

建前の奥にある本音を守るのが権力者

コロナで死者が3千人を超えたと報道されたのは昨日。その記事は1面「コロナで死者3000人超 1ヶ月で1000人増 速まるペース」で、3月末から7月20日までが1千人超。11月22日までで2千人超。さらに12月22日で3千人超となった。1千から2千までの間は、第1波より弱い第2波とゆるく経過した中間の時期が含まれており、ここが低いのは過渡期で第1波と第3波を直接比較する方が合理的かもしれない。と考えてデータを比較すると・・・やっぱり増加のペースは速まっている。そして、まだ上昇する可能性が否定できない状況にある。本日の続報はどうか、記事を探したが「なんじゃこりゃあ!」である。このごろ巷で、「報道が煽っている」との言説をちょこちょこ見かけるが、「その影響かな?」なんて思った。本日32面「国内感染 最多3267人 東京748人過去2番目」が唯一参考になる記事か。一方、3面「コロナ特措法 罰則検討 政府、時短守らぬ店など対象」には、表題から強権発動のよからぬ臭いが漂う。GoToは止めないが「都道府県知事が要請・指示した休業や営業時間短縮を守らない店舗などに罰則の導入を検討」(本文引用以下「」内同様)という奇妙な罰則規定を検討中とある。責任は都道府県知事に押し付けつつ、自粛警察の後追いをするか。本日午前のTV報道では日本医師会会長が「これ以上限界です」と悲鳴を上げている。そのいっぽうで、英の変異種はもう一つ別の種類も出てきているとの見方も報道されていた。ワクチンの有効性はどこまで辿りうるか。変異が加速し出すときは、その毒性にも変化が見られるようになる可能性がある。弱毒化か強毒化か、どちらに人類の運命は振れるか。まだ蓋を開けてみないとわからない状況といえる。
そんな中、本日報道では3面に「首相、英から入国『1人か2人』実際は約150人 野党批判」がある。変異種が増えている。この認識は政府内で共有されているのだろうか。しかも、毎日150人も当該地域から入国している。政府は、詳細は専門家や各省庁、都道府県の判断に任せ、責任も背負わせるという、世に最も姑息なやり方を露骨に進めようというのか。しかもだれがみても見抜けるような浅い配慮で、いわばほぼ公然とやっていく。もしや、あと残るは感染者数や死者数の意図的調整という奥の手か。いや、このごろ2類から5類にして医療体制崩壊を食い止めろ、なんて言説があるくらいだから、その辺りに着手するか。GoTo一時停止は来週28日からはじまる。あと数日先だが、そこまで延々10日間ほど、どれだけの人的ロスがあったか。初動の遅れがどう響くか。病床を増やしても、人員や資材が揃わなければ医療体制は崩壊する。過去の緊急医療行政をゆっくりと崩壊させていったツケが回ってきたのに、それもカンケーないと軽くイナしてしまい、国民自身の責任による自粛強要、経営悪化と闘う巷の店主と都道府県知事に責任を押し付け、政府だけが責任を免れる政治風土。ヤンぬるかな、である。
1面トップに「袴田さん再審判断 差し戻し 最高裁 再審棄却した高裁に」「『無罪』に望み 早い審理を」がある。1966年に事件があり、1968年に死刑判決。1980年に最高裁で確定。「静岡地裁が2014年に再審を決定したのと同時に、約48年ぶりに釈放された」「裁判をやり直す再審を認めなかった東京高裁決定を取り消し、審理を高裁に差し戻した。再審が始まる可能性が残った」「5人の裁判官5のうち3人の多数意見で」「2人は差し戻せばさらに時間がかかるとし、『すぐに再審を開始すべきだ』と反対の立場をとった」。ようするに袴田さんの年齢を考えると、もっと急いで再審を開始しなければ取り返しのつかない悔恨を残す、ということか。2面に「5分の2の裁判官が『再審を認めるべきだ』という考えを示す」とある。現在、袴田さんは85歳。人生の半分以上のおよそ53年間を事件と戦い続けた。もし無罪確定なら、検察には計り知れない責任が残る。有罪判断を維持するに足る根拠があるのかどうか、本気で調べて向き合う年月があったのか。真実でなく建前の奥にある本音を守る信念など、過去のこの国の歴史で良かったことなど一度もない。
posted by ガンコジージ at 11:34| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月23日

風雲はコロナばかりか政界にも吹き荒れる

1面トップに「安倍前首相を任意聴取『桜』夕食会関与否定か」「東京地検、不起訴へ 秘書は略式起訴方針」の記事。過去5年間の総額2300万円のうち900万円をアベシ側が補填。「安倍氏周辺は補填が報じられた11月下旬(略)『秘書は収支報告書に記載すべきだと知っていた』と釈明。安倍氏にはこの時に初めて事実を説明したとし、それまでは『秘書が虚偽の説明をしていた』と語った。第1秘書は特捜部の調べにも『自分たちの判断で慣例的に書いてこなかった』と説明し、安倍氏も自らの関与を否定したとみられる」「略式起訴されれば一般的に罰金刑となり公開の裁判が開かれないが、裁判所が不相当と判断して正式裁判となる場合もある。安倍氏については不起訴となった場合、告発者が処分を不服として検察審査会に審査を申し立てることができる」(本文引用以下「」内同様)。続いて同面に「野党『公開の場で説明を』」があるが、自民党内には非公開を求める声があり、テレビ中継も入れたくないご様子。2面「安倍氏残る政治責任」には「刑事責任高いハードル『不記載の指示・了承 裏付け必要』」があり「安倍氏は、費用負担の問題を国会で繰り返し追求されていた。その後に提出された19年の収支報告書にも記載はない。事実関係を確認し、改める手段があったにもかかわらず、事実と異なる国会答弁を繰り返すなどした責任は厳しく問われることになりそう」という。3面「安倍氏『全ての発言 責任を伴う』『私が話しているのがまさに真実』」では「野党は安倍氏が語った『事務所は関与していない』『明細書は無い』『差額は補填していない』の3つの答弁は事実と異なる可能性が高いとみる」。さてどうなるか。検察審査会もあるからね。
3面には「五輪予算案1・6兆円承認 組織委 関連経費含め3兆円に」「膨らむ予算説明を」がある。前首相が「アンダー・コントロール」と巻き舌でアピールした頃は公称総額7340億円だった。それがコロナのおかげで2940億円も増えた?いやいやコロナで増えた以上に猛烈に増えているよ。各地方自治体で独自にやっている事業を含めたらどうなるんだろう。「政府や都は『人類がウイルスに打ち勝った証し』と開催意義を強調するばかり」というが、組織委は「決算公表後に解散する」ため「支出が適切だったのかを検証しようにも、文書管理や情報公開の機能が十分に機能するのか不透明だ」「説明責任を果たし、事後検証できる仕組みを作る。国や都が積極的に関与して、その設計図を早急に示すことが必要だ」。この言い方だと、巨費が投入されて大会が終わった後、組織委は決算を公開してさっさと逃げらるわけだ。当初予算から大幅に逸脱したわけを検証する機能が働かなければ逃げ得になることもありうる。五輪を強行する本当の理由はなんだ。なんでこんなにカネがかかるんだ。異様に膨らんだ金の行き先はどこだ。みんな明らかにしないと・・・いかんでしょ!
今朝のTV報道は、イギリスのコロナ変異種の日本上陸を懸念し、英からの(日本人以外の)入国を禁止すると伝えている。関連で9面「ワクチン効果『変異種にも』独開発企業が言及」がある。「このワクチンによる免疫応答は新たな変異種にも対処できる可能性が高い。科学的な確信があるが、実験してわかることで、実験には約2週間かかる。また、新たな変異種が出現した場合に、今回のワクチンで使われたRNAを使えば『理論上、技術的には6週間で開発できる』と話した」とある。6〜8週間で対応できる新薬を用意できるという意味かなあ。それから一定の治験を経て一般に供給されるまでの時間を加えると、さらに先にならなければ対応できないことになる。変異のスピードがかなり早い。記憶では武漢型からD618Gそして20A.EU1がヨーロッパを中心に拡大してきた。そしてさらにイギリスで次の変異種が確認されている。日本の場合には、東京型というタイプもありうるとか。1年で5つの大きな変異種が出現しているとしたら、ワクチンはウイルスの変異を後追いするかたちになるかもしれない。ワクチンが待ち望まれることは確かとしても、いまは感染後の治療体制の確率と治療薬に注力することが肝心なのではないかという気がしてならない。
posted by ガンコジージ at 10:53| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月22日

GoTo停止後の内閣支持率はどうなるか

1面に「内閣支持率、急落39% GoTo停止『遅すぎた』79%」がある。11月には56%だったというから下落幅が大きい。GoToでコロナ感染が増えたという見方が一般のようだ。この「遅すぎた」は「もっと早く」やれということなんだろうか。それはあるだろう。うじうじと固執して今まで引き延ばしてきたことが現状の悲惨を招いているのは確かだ。もうひとつの「早く」というのがある。年末年始なんてこだわらず、先週初めの「ストップ」を決めた日から「すぐ始めるべきだった」という声も含まれるに違いない。すでにやっていれば、その分いくらかでも影響は少なかったんじゃないか。そう考える人たちも多いはずだ。スガシはコロナを軽視したというより、GoToをやめたくなかった。ただそれだけでGoToストップを2週間先延ばしした。GoTo大事が意味不明なのと同時に、この2週間の意味がまったく不明なのだ。GoToのせいじゃないことを証明する2週間が必要だったのか。それはあまりに無意味。まさに大本営発表。「我が軍は作戦を完了し、勝利のうちに転進した」というのと同じで、「転進」するまでに被った大被害は「勝利のための尊い犠牲」なんてことを言いたいのだろう。内閣倒すのに選挙はいらん、支持率急落だけで良い、の典型的なパターン。それで週刊誌広告がヘンテコな近未来予測をする。4面「政治・経済10大リスク」と題して「コロナと長期停滞/分断で迷走する米国/尖閣で対立激化/米中が日本に踏み絵/東京で南北首脳会談?/化石燃料が不良債権/東京五輪は無観客も/日本企業がDX敗戦/管政権小粒化/緩和マネー暴走」そして「驚天動地!まさかのシナリオ中国TPP参加、自民党下野」とある。あのねえ、かなり早めの初夢だねえと言いたいところ、アベ失政の後始末を任せる相手がスガ失政となるオソマツ。それがもたらすのは、たとえ自民党下野でも修復不可能なほどボロボロになった最終敗戦の荒野のみ。いまさら改憲・軍事力強化を狙っても、どうもならん。
4面に「管首相、解散総選挙の時期 コロナ拡大防止条件」があるが、小粒首相の言葉は空虚だ。(総選挙の時期は)「やはり一番大事なのはコロナの問題だと思う。ここが完全に拡大防止できていないと、やるべきではない」「私は『仕事がしたい』とずっと言っている。そういう状況の中で対応していく」「1日も早くワクチンを接種することができるよう、全力を挙げて準備している。そして東京五輪・パラリンピックを迎えることができる」「コロナに勝った証しとしての五輪にしたい。コロナ禍の前の暮らしを1日も早く取り戻すことができるよう、一生懸命頑張りたい」(本文引用)でも、GoTo一時中断が2週間先では、感染が広がってからの中止で、意味なんかあるもんか。五輪はワクチンを間に合わせ、コロナに勝って無観客。コロナの変異はかなり早いとわかってきている。3面に「コロナ変異種 伊や豪でも 英などからの入国禁止する動き」「英、往来・物流混乱広がる」「変異は日常的、重症化への影響は一部」がある。また、11面には「ワクチン接種へEU前のめり」「審査の判断前『接種デー』決定」「副反応 市民にためらいも」の記事。副反応へのためらいも含め、EU各国は大混乱の極み。独自の対応で胸を張っていたスウェーデンも、テグネル氏は降格。環境衛生局のコロナ専用ページも今や日々の集計が混乱をきたしている。多数の感染者もあり、新型コロナ独特の後遺症は若い層でどうなっているのか気になる。
☆「イギリス、コロナ変異種めぐり欧州各国から『孤立』状態 事態打開へ対策協議へ」ニューズウィーク日本版12月21日
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/12/post-95234.php
そんな中、1面トップは「吉川元農水相が議員辞職 コメント発表 体調不良を理由に」で、さらに33面「連座制適用求めアンリ議員を提訴 広島高検 勝訴確定なら失職」がある。いよいよ議員辞職ドミノが始まるか。IR汚職はどうなっている。そういえば睡眠障害でうやむや状態のアマリ巨額疑惑はどうなった。いまはすこぶる元気そうだし、疑惑帳消しにはできない。アベシの「桜」疑惑は強権発動うやむや作戦がどうなるか。外堀は埋まっているんだけどな。
posted by ガンコジージ at 11:03| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月21日

報道は緩くなっているが緊張は高まっている

コロナの記事が少ない。いつも元気な週刊誌もほぼ全滅。広告の大きさはいつも通りなのに「コロナはどこ?」と探す今朝。13面にやっとみつけた表題は「どこにも出かけていないのに、ずっと部屋にいるのに 100歳の女性はなぜコロナで死んでしまったのか 真面目な高齢者が次々に感染する理由」。26面にはコロナ特集で掃除や片付けのコツを伝授。「掃除でウイルスを拡散しない」「換気と暖房を両立させる『室温』『湿度』のいいバランス」「ワクチン接種でもマスクなしNG『発症しないけど感染はする』可能性」「帰省しなくても大切なポイント 実家を目指すそれぞれの事情/あと何回ひ孫に会えるかわからない/医師が指南『これだけは守って』」「姜尚中『明治以来のお手本「欧州」がコロナではディストピア』」というのが、煽りの少ない、おちついた雰囲気を漂わす。もうじき10年経とうとする福島第一原発事故のことを思う。2011年3月11日を起点に報道は沸騰したが、いつから沈静化に向かったのだろう。少なくとも野田政権が原発事故収束宣言を出した時には、いろんな見方が飛び交ったように思う。次の安倍政権のときなんか、茂木経産大臣が「『すべての課題が解決したと受け取られかねない「収束」の言葉は適切でない』と述べた。福島第1原発そのものは『状況としては安定した状態』としながらも『収束したと言えない』と指摘。自民党政権では収束の言葉を使わないとの考えを示した」なんて殊勝なことをおっしゃっていたっけな。
☆「原発事故、『収束』の表現は不適切 茂木経産相」日本経済新聞2013年2月19日
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1903H_Z10C13A2PP8000
それは原発事故対策の成果を民主党には渡さん、という思惑からの言葉だったと思う。首相が世界に向けて「アンダーコントロール」なんて大見得を切ったのは、2013年9月7日のブエノスアイレスでのことだった。2012年12月の政権交代から9カ月ほど。そのあいだに、「収束」の果実を民主党から自民党へ付け替えたというべきか。そのときでも「(制御不能)だ!」という声は上がったけれど、世間の気分は怒涛のように政治の情報操作に流されてきた。少なくとも中身が空疎なのに何かとても意味のあることを喋りまくる、そんな演出に長け、見かけのいい振る舞いを旨とするアベシに操られ、無駄な陶酔に陥る道を選んだ民衆が、抜き差しならない現状を創り上げて、コロナの巷を右往左往する。
いまも同じことが始まろうとしているのか。その兆候が、報道から読み取れる。すくなくともいま過渡期にある。3面「英 コロナ変異株流行か 外出制限強化『感染しやすさ7割増』」の記事さえ控えめな状況。「ジョンソン首相は19日記者会見し、最近みつかった新型コロナウイルスの変異株は、従来のものより最大で7割感染が広がりやすいとの分析結果を発表した。英南東部での感染急拡大の背景にはこの変異種の存在があると指摘。20日からロンドンを含む同地域で外出を制限するなど抑止策を強化した。変異株は、専門家で構成する諮問機関が分析」「『重症化しやすくなったり、死亡率が高くなったりする証拠はない』と説明」「変異株は9月半ばロンドンかその南東のケント州で出現」「変異株による感染は急速に広がり、今月半ばにロンドンで確認された新たな感染例の6割以上がこの変異株による」「ウイルスが攻撃方法を変えてきたら我々も防御方法を変えなければいけない」「報告された変異では新型コロナウイルスの『突起』部分に変化が起きると考えられる」(本文引用)。ワクチンにはこの突起部分を標的にするものがある。「D614G」といういわゆる欧州株が報告されたのは4月29日。これがすでに「武漢株」よりはるかに強い感染力を持っていた。今回確認されたウイルスはその先にあるものか。日本の国立感染症研究所の発表した第3波の株とどう違うのか。対岸の火事みたいな書き方の中に、危機が紛れ込んでいる。
☆「新型コロナ『欧州株』の感染力『武漢株』より強い 突起部に14の変異」YAHOO!JAPANニュース5月6日
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200506-00177298/
posted by ガンコジージ at 11:11| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月20日

密かに進んでいるか、いつもの忖度が

1面「主なニュース」一覧の「大流行の1年 世界一変」に「中国が原因不明の肺炎患者の存在を公表してまもなく1年」(本文引用以後「」内同様)とある。そして今日の新聞は1面トップ「武漢 強権下の市中感染ゼロ コロナ拡大1年」「クラブ客『世界一安全な街』」「『隔離』の一声 転職試験断念」を皮切りに、世界各国の苦闘と現状を紹介している。成功例として5面「感染抑え込み 台湾流の教訓」が語られているが、これはもっと強調されて良いと思う。中国のコロナ封じ込めは、台湾とかなり違っている。それは強権か民主主義かなどの俗っぽい比較で括れるものではなく、人口14億人と2350万人という規模の違いが基礎にあり、片やは巨大なゆえに強権を発動しなければならなかった一方、もう片やは米中対立の狭間にあって複雑な対応を強いられ、それぞれ違った変革を遂げてきたことが主因としてあげられるのではないか。ともあれ民主主義国家の親玉を自認するアメリカが世界トップの感染状況であることを考えると、3億人を抱えるアメリカが中国を意識しすぎるあまり、強権的な対応に踏み出せなかったとしか思えない。自由な発想を育てた台湾とそれを抑制し混乱に陥ったアメリカ。中国の二番煎じに甘んじるのを嫌悪したがゆえにはまったドツボの深さを、いま身に染みて感じているのかもしれない。そこで2面「コロナ禍 自由と規制相反」にある「日本 判断を委ねる」に話を移す。記事はいつもの論調と違い、奇妙な展開を見せる。第1波では国民の適切な認識と行動を求める手法が功を奏しアベシは「日本モデル」と誇ったが、「成功の陰には市民が市民を監視する『自粛警察』や『過度な同調圧力』もあった。だが、都市封鎖に比べれば、個人の自由への制約が少なく、経済ダメージも少なく済んだとされる」。変な言い回しである。軽率に読んだら、かなり違和感のある理解に至るような気がしてならない。
今日の新聞報道より1日早く、以下のような記事が出ている。「国立感染症研究所が発表した『新型コロナウイルスSARS―CoV―2のゲノム分子疫学調査』と題されたリポート」についの記事で、「日本国内では中国・武漢由来のウイルスの流行がひとまず終息した後、欧州型のウイルスが流入。3月から5月にかけて第1波が発生」「収束の兆しが見えたものの、6月に経済活動が再開され、無症状者に感染する中で変異したウイルスが東京都や首都圏を中心に広がり」「第2波の要因となったのは欧州型が変異したもので、いわば『東京型』だった。第2波が収まらないうちに『東京型』が拡散し、第3波へとつながっている」とある。結論は「酒類を提供する飲食店の時短営業やトラベル事業の全国中止が実を結び、『東京型』の流行が一服したとしても、海外との往来緩和で欧州由来のウイルスが再流入する懸念もぬぐえない。科学的知見に目もくれず、専門家の意見にも耳を傾けない菅政権の下で、一体いくつの『波』に襲われることになるのか」というもの。これに先立つ11月18日、児玉龍彦氏が「第3波、世界に拡がる この冬をどう乗り切るか」でほぼ同じ論を展開し、国立感染症研究所のレポートの遅さを嘆いている。日刊ゲンダイの記事に戻ると「トラベル事業によって『東京型』が全国にバラまかれた傍証です」「3回目の調査は〈10月26日現在〉と書かれていますが、発表されたのは臨時国会閉会から1週間ほど経った12月11日。1回目と2回目は調査から2〜3週間で発表された。3回目はかなり間が空いているのです。閉会を待って発表されたのではないか」。情報が抑えられていたのか。確かこの国は民主主義国家だったと思うんだけどね。
☆「第3波元凶は『GoTo』だった 感染研レポートで浮き彫りに」日刊ゲンダイ12月19日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/282905?fbclid=IwAR3jHTFg7Dzh3hCQj1ByiTqTS8cbBtcOE3TJdNFghQjd6X4Vnozzf0CHimM
☆「コロナ最新知見とこの冬を乗り切る戦略【児玉龍彦×金子勝 新型コロナと闘う】」デモクラシータイムズ11月18日
https://www.youtube.com/watch?v=if7MQJPjUv0
posted by ガンコジージ at 11:22| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月19日

小粒になっていっそう身近になる破局

1面「安倍氏 招致応じる意向 『桜』年内にも」によるとアベシは18日午前「検察の捜査が終わった後に誠実に対応したい」(本文引用以下「」内同様)と記者団に語ったとある。自民党はアベシの説明で早く幕引きを図りたい意向。説明したという形をとるのが目的で、場所は公開の議運委員会か、非公開の議運理事会が想定されている。一方、予算委で公開で行われるべき、というのが野党の主張。さらに「虚偽の答弁をした場合に偽証罪に問われる証人喚問を求める声も野党側にある」。関連で4面に「安倍氏招致めぐり攻防 自民『非公開も』野党『予算委で』」がある。アベシは「首相時代、国会の質疑で、(略)『事務所側が補填したと言う事実は全くない』などと否定する答弁を重ねてきた」「東京地検特捜部の捜査が終わった後に応じる意向を示した」。そして、以下の記事が最新なら、「桜を見る会」前日の夕食会で「東京地検特捜部が、安倍氏の公設第一秘書を政治資金規正法違反(不記載)の罪で略式起訴する方向で検討していることが、関係者への取材で分かった。不記載額のうち1年当たりの補てん分が、百数十万〜二百数十万円と巨額ではないことなどを考慮しているとみられる。略式起訴となれば、簡裁が罰金刑を出すことになり、正式な裁判は開かれない。夕食会を巡り安倍氏側がなぜ補てんをしたのか、公開の法廷で明らかにならなくなる」。それゆえ、アベシは余裕で国会の場に出てきて「説明」する気になったということか。甘くみちゃあいかんよ。そんなので国民は許さないからね。さらにまだ後が控えているじゃないか。1億5千万円の行方とか、IR疑惑とか、モリカケとか、睡眠障害で逃げた甘利疑惑とか、絞り出せばいくらでも出てくるお友だち優遇疑惑。余裕で逃げ切れると思ってもそうはいかない。まして第3次安倍政権なんて許しちゃならない。
☆「安倍氏公設秘書の略式起訴検討、正式裁判が開かれない可能性 『桜』夕食会で東京地検」東京新聞12月5日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/72582
スガ政権になってからあらゆることが小粒になって、見えにくくて仕方ない。おそらく、スガシ自身が極小粒ゆえこうなるのだろうと推察する。大きなことではまともに答弁できず、奥行きが広がらないまま対応するので、彼自身も実態をつかめていないのかも。それゆえ小粒の出来事と同じレベルで対応し、小粒の解釈で強引に引きまわす。そんな感じかな。結果として、暴れる巨象を鎮めるのに絆創膏をあちこち張り巡らし、「あれっ、うまくいかんなあ?」などと首を傾げて、本人としては内心イラついているわけで。たぶん、「悪いのはオレじゃない。現場が無能なだけだ」などと・・・。本日22面「読書」欄には「銃後を支える 強いられた主体性」と題して「第3帝国を旅した人々 外国人旅行者が見たファシズムの勃興」と「ナチス機関誌『女性展望』を読む 女性表象、日常生活、戦時動員」の紹介がある。かなりの労作で思わず読んでみたくなったけれど、4840円と5290円で、あわせて1万円をちょっと超える。読んだつもりが関の山か。「第3帝国」は「留学生たちが下宿や街頭で出くわす光景は鮮明だ。ハイル・ヒトラーの敬礼攻めや『総統を拝見できた』人々の興奮ぶり。『信じられない嘘を延々と繰り返す』演説に『すがりついている』聴衆。実際、普通の市民が『冬になると毛皮の色を変える動物のように』体制に順応し、『暴力ほど嫌なものはない』と思いつつも、命令ならばユダヤ人の迫害に『もちろん加わる』と断言」「危機を避けようと『見て見ぬふり』をするほど、破滅は一段と引き寄せられた」と指摘する。「『女性展望』を読む」では、「ナチ党の女性指導者の言動から、『民族の母』意識を高唱して『女性たちが家から社会に出ていく口実』とした戦略を読み解く。この雑誌自体、当時では珍しく女性による編集・発行を、官製ゆえに実現」「強いられた主体性こそ体制を下支えする。その逆説が、雑誌の定点観測で浮かびあがる」という指摘は、コロナ禍のもとでいつのまにか権力の巧妙なフェイクに便乗して道を誤る陰謀論者の立場をも彷彿とさせ、「意外と近くにある」危機がほの見えて、慄然とせざるを得ない。必読と思うけれど高いのが難点。どうしたものやら。
posted by ガンコジージ at 11:38| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月18日

どさくさ紛れにぞろぞろと

東京のコロナ感染者が822人/日に達し、全国の日感染者数は昨日3千人を超えた。そんな中、1面に「核燃中間貯蔵共用案表明 電事連 地元むつ市は反発」がある。中間貯蔵施設について直近で触れたのは11月3日と12月10日。関西電力が落ちたドツボからの脱出策に便乗して電力各社が使用済み核燃料の中間貯蔵施設の最終解決とすべく、むつ市に圧力がかかりつつある。電力各社は関電が受け入れられるなら我が社もという気持ちで便乗するつもりか。最終的に巨額の札束が飛び交うことになるのだろうか。中間貯蔵施設が決まったら、次は核のごみ最終処分場建設で、これの選定については北海道の寿都町と神恵内村が第1段階の文献調査に名乗りを上げている。うまくいけば中間貯蔵から最終処分まで、まっすぐの一本道が拓ける。3面はその続きの記事で、「老朽原発 再稼働にらみ 貯蔵施設共同利用案 電力大手と経産省」「むつ市長『地元軽視』」がある。「関電は、運転開始から40年を超えた福井県内の高浜原発1、2号機、美浜3号機の3基の再稼働をめざしている。運転40年超の老朽原発の再稼働は、実現すれば全国初だ。だが、その条件として『中間貯蔵施設の県外候補地』を見つけるのは容易ではなかった」(本文引用以下「」内同様)。2年前にむつ市の中間貯蔵施設を東電と共同利用する案を考えたが、むつ市長の反発で断念。業界全体で共同利用する案は、関電だけでは進めにくいのを、いつかは同じ悩みに突き当たる他の電力各社を巻き込むことで一気に解決しようとする意図が露出。スガ政権が掲げる2050年温室効果ガス「実質ゼロ」を背景に(梶山経産相)「今ある原発を最大限活用する」(経産相幹部)「老朽原発の再稼働のためには解決しないといけない根本的な問題。ほかに選択肢はない」という、彼らなりに切羽詰まった状況がある。むつ市は反発しているが、一方で県は電事連幹部と面会の予定で「まずは報告を伺いたい」という立場だ。福井県には「むつ案」を前提とした動きが出ており、「知事の要求は候補地の提示。結果的にむつ市が受け入れるかどうかは問うていない」。また美浜町議会は18日にも美浜3号機再稼働に同意を表明する予定という。
関連の動きは続々と出ている。6面「脱炭素『エネ政策の変革を』 製造業界、政府に注文」「国際競争力に懸念の声」では、様々な産業で大量の電気や石炭を使うなどCO2排出に歯止めがかかっておらず、環境省によると鉄鋼業の排出量がコークス炉や電気炉の使用で14%と製造業中最多。自動車業界は生産時の電力消費の他に、車の走行で日本全体の15%を占めるという。さまざまな取り組みがあるようだが、それは「業界外の取り組み次第」とし、実質ゼロの取り組みは日本の産業競争力を左右するとも書く。世界の趨勢が「脱ガソリン車」に向けてかじを切りつつある状況下で、世界の動きに遅れれば国際競争力の低下が避けられない現状、しかたなく「2050年『実質ゼロ』」を打ち出した。だが、打ち出したはいいがすでに30年続く日本経済不振は、目を覆うばかりの状況にあり、一気に産業構造を転換するような力技をひねり出す余力がない。そこで製造業界を中心に原発再稼働を推進してほしいとの圧力が高まっているという。30年の政治的無策と原発事故を契機に大胆な変化を遂げようとしなかった経済界全体の無策が、ここにきて国際競争力を末期的な水準に貶めている。「脱炭素」大いにけっこうで、産業界の構造変化をうながす政治的力をどう発揮するか、いま問われている。「脱炭素」なんてまやかしなどと主張する前に、まやかし論を支持して利を得るのはだれかよく考えれば、自らの論理が逆転してとんでもない者たちを下支えしているのに気づくはずだ。
原発事故を早期に終わらせてしまおうと下卑た策略が進む。27面「福島原発周辺移住したら最大200万円 来年度から 起業は400万円」では、まだ収束作業が続く原発の周囲に札びらをチラつかせて移住者を呼び寄せようとする。同面には「大飯原発訴訟 国が控訴 設置許可取り消し判決で」もある。国は地裁判決を不服として控訴する一方、原子力規制委は「審査の過程に看過しがたい過誤がある、とした裁判所の判断は到底受け入れがたい」と説明。なんにせよ少しづつではあれ外堀は埋まりつつある。
posted by ガンコジージ at 11:13| Comment(0) | 原発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月17日

コロナで政府が大迷走で国民は大迷惑

政府の新型コロナ対策分科会が重要な提言をしたにも関わらず「そんなのカンケーネー」とばかりに無視を決め込み、GoToを止めようとしなかった。どういう神経で強引にGoTo命だったのか。そしてとつぜん中止を決断した理由はなにか。とにかく「勝負の3週間」の最終16日になるまで、ぶれずに頑なに突き進もうとしていたスガチンは同日夜に5人以上の会食をしたことについて、神妙な面持ちで反省の弁を語った。個別にみれば取るに足らないことだが、積み重ねてみたら細々したことがみんな引っかかる。ガースー発言でニヤリとした11日のTV出演で「『GoToトラベル』事業について『移動では感染しないという提言もいただいている』と話した。この真偽を問われた分科会の尾身茂会長は『ステージ3相当になっている地域と、それ以外の地域の往復は控えててもらうことは感染対策上重要と提言した』と説明」(4面「首相言動ちぐはぐ相次ぐ批判苦言」本文引用)。同日、民法ニュースが「『政府がトラベルの停止を検討』と報じた際には、周囲に『あり得ない』と語気を強めて否定」(トラベル停止表明の次の日の自民党国土交通部会で)「出席者から『総理の判断でも納得できない』といった不満が吹き出した。ざわめく党内に、閣僚経験者は『政治の局面が転換した可能性がある』との見方を示す。一方の首相は最近も『おれはやることをやる』などと話しているという」(1面「GoTo停止は『転換点』菅政権3カ月 党内から不満」本文引用)。簡単な話、「ぶれない」というのは、根拠ある確信に基づいて判断し、すべての責任を背負う覚悟で、「こうするから頼む」と子どもにでもわかる説明をして納得させることができてこその言葉だ。そこへ至るには、説明と実績の積み重ねが必要だ。スガチンにその覚悟はあったか。総理大臣になって3カ月。お友だちメンバーの会合やTV番組には出席して「ガースーデース」などとにこやかに軽口を叩いても、なんの足しにもならない。お気に入りの記者などと雑談程度に対話しても、厳しい質問が飛ぶ可能性がある記者会見は決して開かない。今朝の報道をみると、お気に入り記者との対話ではメモなしでスラスラと答えているのにね。
そんな対応の最中、2面「勝負の3週間『敗北』 病床主要都市で逼迫」「危機感 国民に共有されず」「与党にも危機感」では「勝負の3週間」を終えた厚労省の専門家組織が語る。「この状況を脱しないと、新型コロナの診療と通常医療との両立が困難になることが懸念される」「予定された手術や救急の受け入れ制限など、通常医療への影響も見られている」(また昭和大学病院院長は)「11月中旬以降、新型コロナの入院患者がなかなか減らず、退院してもすぐに次の人が入るようになってきた」(本文引用)。この記事では、第1波と第2波の比較で、PCR検査の拡大で感染者数が急増した側面が語られており、たしかに細かな批判として無症状感染者は感染者とみなすべきでないなどという言説がまかり通る余地があった。しかし第3波ではそれ以上の感染者拡大があり、死者もPCRで危機を装うなどという批判では説明できないほど増えている。これにも、厚労省が意図的に死者数を多く見積もっているなどという、根拠があるかないかわからないような言説がある。「コロナはただの風邪」と言い張るための根拠を懸命にひねり出すこれら言説は、陰謀論の好きな人たちを迷路に迷いこませる。自殺者のほうが多い。交通事故のほうがたくさん死んでいる。なども同じ言説で、2類から5類に格下げすれば医療危機も収まるなどの言説もある。ワクチンで途上国の人口は半減するなどの暴論まで飛ぶ。しかし、第3波がどんな陰謀論的言説も説明不可能な領域に突入している可能性を否定できない状況に至っているのは間違いなさそうだ。6面7面の週刊誌広告は対照的で、細かい部分は横にして「ワイドショーの使命に自己陶酔 『玉川徹』の口にマスクを!」は、よほど玉川氏が怖いのだろう。「2類指定」を外す言説がここに見られる一方、「『尾身会長を黙らせろ』菅首相逆ギレ命令」には「東大教授『感染力が強い』欧州変異株が日本襲来」の文字も。欧州変異株が確かなら、日本モデルはもちろん交差免疫も効かない可能性が出てくる。陰謀論はこの危機を克服してからゆっくりやってくれ。そう言うしかない。
posted by ガンコジージ at 11:31| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月16日

2週間の隙間がアダとなる

GoToについて書く前に4面「首相『国民もわかってきた』自民の学術会議提言受け」に触れておく。「日本学術会議のあり方を検討してきた自民党PT(略)座長の塩谷立・元文部科学相は15日、政府から独立した法人格への組織変更を求める提言を菅義偉首相に提出した。提言では、会員の次の任期となる2023年9月までの新組織発足を求めている。ただ、PTでは、学術会議が推薦した会員候補を首相が任命しなかった問題についての議論は行われなかった。(略)首相は『学術会議について今回の(任命拒否)問題で話題になったけど、中身について国民の皆さんもだんだんわかってきたんじゃないか』と述べたという」(本文引用)。「国民の皆さんもだんだんわかってきた」というあたりに、首相の認識の全てが詰まっているような気がした。無視してはぐらかして引き伸ばしていれば国民はすぐに忘れていく。だからじわじわやれば良いという程度のやり方しか念頭にない。放っといても気分はおさまっていく。適当にイナしていれば国民はうるさいことを言わなくなって、そのまま他のことに興味を持ち始める、といった物言いを感じる。底が浅く、深慮ができない。責められたらひたすら耳を塞ぎ、首をすくめて黙り込み、石になる。嵐が過ぎたら本音を復活させ、相手がよそを向いているのをいいことに、いけしゃあしゃあと元のワルに戻って悪さを繰り返す。政治をやっているというより、ズル賢い小者の立ち回り方に長けているというべきか。それが彼の政治というものへの理解だったとしたら・・・国民は選んじゃならないものを選んでしまったことになる。
GoToへの対応がむちゃくちゃになっている。ここにも首相のズル賢い小者ぶりが表れている。「いつのまにかGoToが悪いことになっている」との本音は、世間の流れがどこへ向かっているかを試す発言。その延長上にトラベルへのGoToの影響はないとする発言がある。自分の考えは変えないが、世間が静かになるまで耳をふさぎ、少し頭を下げておくくらいはしておく。彼としてはイジケた姿勢で手すり足すり波風をやりすごす。個人の範囲内ならうまくいく場合があるかも知れない。しかし個人を超えた範囲になると、そう簡単にはいかない。父親に責められてイジケるのとは違うのである。内閣支持率、ないしは首相支持率にその結果が反映され、最後には選挙で決着がつけられる。国民の判断はイジケた小者の処世術でしのげるほど簡単なものではない。もちろん自民党には戦後70年以上かけた水面下の分厚い支持基盤がある。これをイジケ小者が操れる力を持てば、それなりの効果を発揮できる。さて、その神通力を彼は使い尽くしてボロクズにするか、はたまた自民党はアメーバのように時代に応じて変化しながら存在し続けるか。
1面の「天声人語」は書く。「補助金は、時の政権にとって、使いやすい統治の手段である」「政府はうしろの方にいて補助金のひもを締めたりゆるめたりしながら、相手を思う方向に誘導していく」「今回のGoToトラベルの中止を大きな政治決断とする向きもあるが、とんでもない。税金を使ってまで旅行を促す補助金行政を一時的に止めたに過ぎない。感染第3波にどう立ち向かうのか。菅首相から中身のある言葉をまだ聞いていない」(本文引用)。いや、中身ある言葉なんか期待するのが間違いだ。なぜなら彼はイジケた小者を本気で演じており、頭の中にあるのはただのせせら笑い。勝手にほざきやがれ。内閣支持率なんてただの風邪。耳にマスクしていれば軽くイナせるわい、くらいにしか思っていない。だから「これ以上やると全てGoToに責任を負わされる」みたいな発言をぽろりと漏らす。本気なら今日明日にもGoTo停止するはずだが、2週間後から実施なんて、いま増えつつある感染者数や死者数なんか眼中にない証拠。意識しているのはGoToの堅持であり、そのために実施は2週間後なんだろう。あわよくばコロナが沈静化し、GoToのせいじゃなかったと言い張れる環境になるかも知れない。そうでなくてもワクチン供給が効果を発揮して五輪もつつがなくできるかも知れない。それみろGoToやっていて良かったね・・・となるかどうか。そんな賭けでも、イジケた心には頼みの綱になる。国民は賭け札か。たまらんなあ!
posted by ガンコジージ at 11:17| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月15日

イヤだなと思ったら即不支持がよろしいかと

1面トップは「GoTo全国で停止 トラベル28日〜1月11日」「東京・名古屋着は先に停止」「時短要請 東京や大阪延長」の記事。やっと重い腰を上げたが、今日は15日で停止は28日。つまり2週間先なのだ。この2週間の運命やいかに。ジョンズ・ホプキンス大学のサイトによると、今朝の段階で12日までのデータしかないが、感染者総数も日変化も急上昇カーブを描き、第1波第2波を抜いて、第3波は全体に高止まり中。死者総数も第3波が多い。民間集計データによると昨日の感染者18万2447人(+1681)、死者2649人(+47)という。土日は数字が減ることになっているが、月曜はまだまだ高止まり傾向が終わっておらず、せっかく「GoTo全国で停止」しても、2週間先ではその間に何があるかわかったもんじゃない。2面「GoTo批判高まり転換」「後手の政府 支持率も低下」「専門家『医療逼迫 遅すぎる』」「観光業界 移動の自粛警戒」の記事。「新型コロナウイルスの感染拡大に対するトラベル事業の影響をあいまいにしてきた首相だが、専門家や世論の批判が高まり、方針を大きく転換した」「官邸関係者は『直近の世論調査が効いた。このままでは政権にとって大ダメージになる』と、世論に突き動かされたと語る」「首相は(略)ネット番組では雇用を守る重要性を訴え、『いつのまにかGOTOが悪いことになっている』と不満も口にし」「記者団から『トラベルに感染拡大のエビデンスはないとの認識は変わったのか』と問われると、こう明言した。『そこについては変わりません』」(本文引用以下「」内同様)。そこで痛感するブログ主。「そうか、感染拡大はGOTOとは無関係なんだ。決断は支持率低下に影響されたんだ。感染者や死者の増加とは関係ないってことか」と嘆き節。当然のごとく医療関係者からは厳しい言葉が漏れる。「医療は逼迫した状態になっており、遅きに過ぎた。もう1カ月ほど前に立ち止まる必要があった」「28日からの実施となったことには、『すぐに止められないのか』」と厳しい言葉を投げかけられる。GOTOはコロナ蔓延と関係なく、「そこについては変わりません」で押し通す。やっぱり日本軍そのものだ。「『退却』じゃない『転進』だよ」というわけで転進のすきまに犠牲者の悲劇が忍び寄る。でもたぶん、「ああ、それはGOTOのせいじゃないよ」と言い訳する。さらに「自治体の要請に従っただけ」といういつものセリフも用意してあるってわけだ。
3面はおおむねコロナ関連。「医師派遣 補助倍増 菅首相言及 人件費などに充当」では、「コロナに対応する医療機関や派遣される医師や看護師への支援額を倍増し、医師は1時間約1万5千円、看護師は1時間約5500円を補助する」とか。公的な医療機関・保健所・研究施設などを積極的に減らしてきたことのツケについては語らず、一時的な金の補充で終わらせる気だ。次の記事は「芸術支援に370億円 3次補正 オンライン配信など」。すぐに思い出したのは、去年の夏ごろ「表現の不自由展」で「恐喝と恫喝で中止」されるなどの出来事があったこと。そんなことを助長しておいて、「芸術支援」とはこれいかに。3面には「ワクチン接種不信の壁 米で開始へ 副反応不安消えず」もあって、なかでも「ワクチンは政府が人口を減らすための陰謀だなどとする陰謀論」の蔓延には冗談も大概にしろと言いたくなる。開発に慎重さは必要だが、医療体制の脆弱な途上国をどう守るか、なにも考えずに言葉遊びに憂き身をやつすなど、もってのほか。
それにしても、内閣支持率が大きく下がるとこれだけ政権は動揺する。それをよく認識した方がいい。気に入らなくてもお利口さんのしたり顔で「ほかに良いのがいないし」などとうそぶくなかれ。少しの不満でも「表明する」のと「黙ってる」のでは大きな違いがある。政権交代を目指さずとも、方向を修正させることは可能だ。そのことを念頭に置いて「支持しないも〜ん」てな調子で政治と向き合うだけで、世の中がわりと良くなる。ただの一言が政治を変える。意外に簡単なんだと知れば、世の中をもっとよくすることも簡単かもしれないとわかる。政権支持率が30%を切ったら偉そうな顔の政治家たちが慌てふためくんだよ。試してみたいと思うだろ!
posted by ガンコジージ at 11:02| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月14日

第3波はGoToでは乗り切れない

ネットで見つけた以下の記事に注目する。日本看護管理学会から出された声明で、一読して医療現場がどれほど困難な状況にあるかが知れる。「私たちは自分の仕事を全うするだけですので、感謝の言葉は要りません。ただ看護に専念させて欲しいのです。差別や偏見はナースに対してフェアな態度でしょうか? なぜナースたちは、看護していることを社会の中で隠し、テレビに出るときにはモザイクをかけなければならないのでしょう。これでは、潜在しているナースも復帰をためらいます」(本文引用以下「」内同様)。なぜモザイクをかけなければならないかの意味はとても深い。「差別や偏見」が医療関係者に襲いかかっていることの過酷さを知る。患者の命を救うために全力を傾けているのに、そのうえに「差別や偏見」というもうひとつの困難と向き合わなければならない。それでも声明はとても控えめに「国民」に訴える。
「国民の皆さまにお願いいたします。
● 皆さまには、ご自分の健康と医療現場を守るため、なお一層の慎重な活動をしていただきたい。
● 医療専門職として、感染予防には留意しております。私たちを偏見の目で見ることはやめていただきたい。
● また、もしも一旦仕事から離れている私たちの仲間が、看護の仕事に戻ってこようと思うときには、周囲の方にはぜひご理解いただき、この窮状を救う意志のあるナースを温かく送り出していただきたい。ナースは、コロナウイルス感染患者の最後の砦です。ご協力をお願いいたします」
☆「日本看護管理学会より国民の皆さまへ ナースはコロナウイルス感染患者の最後の砦です」日本看護管理学会12月10日
http://janap.umin.ac.jp/pdf/janap_20201210.pdf
☆「『涙が出てしまった』『国民全員読んで』 日本看護管理学会が悲痛な想いを訴える」グレイプ12月11日
https://grapee.jp/899725
第1波のときすでに、厳しい声は上がっていた。「燃え尽き症候群」といわれる状態がとても身近なところにあった。それなのに、なんで社会はお国の無策を責めず、現場の頑張りに「差別と偏見」の目を向けるのか。わざわざ医療関係者が燃え尽きるのを誘い、医療関係者が刀折れ矢尽きた最後の瞬間に、お国を責める気力も失せたまま、不幸な自分を嘆いて自暴自棄になるのか。いや、そうなっても、燃え尽きた人々の背中を鞭打つような短絡が唯一の生きるよすがとなるのかもしれない。権力の暴虐はそのとき極まる。
☆「医療の現場からA」note4月19日
https://note.com/yo_tsu_ya_3/n/nd83fab39b68c
☆「厚労相・内閣府特命担当相(経済財政政策)に要望 妊娠中の看護職の代替職員の確保、看護職への危険手当を求める」日本看護協会4月16日
https://www.nurse.or.jp/up_pdf/20200416173648_f.pdf
以下は緩和ケア専門医の証言だ。第1波ではなく、第3波真っ只中の出来事だ。「旭川の医療は、音を立てずに崩れていっているのです。現場の医師として、とても怖いです。焦るばかりで、どうしたらいいかわからないんです。この先どうなるのか、正直、想像もつきません」「なぜ病院で?と言われますが、病院でクラスターが発生したのは、日本の医療システム上、ハードもソフトも充分ではないことが理由です」。国は第3波の現在に至るまでに前総理が逃げ出し、現総理はGoToと声を張り上げるばかり。目線の先には五輪、改憲、衆院選大勝利の幻想だけ。アベノマスク、ブルーインパルス、地方への責任転嫁。そして静かに迫る医療崩壊の現状。かくなるうえはデータの改ざんで第3波を終息と見せかけるか。ワクチンを強制して「勝利」を早々と宣言し、五輪強行に至るか。逃げ道はあまり多くない。
☆「旭川から医師が悲痛証言『医療崩壊は音を立てずに起こる』」FRIDAY DIGITAL 12月13日
https://news.yahoo.co.jp/articles/82cde804d67cda0962acfc219bc2c6acbb098520?fbclid=IwAR1wliYPmm_JUGP65J-Zv5-cV0XvKWhIRKVbu_IiClak6V62Dgthi_6pG3w
posted by ガンコジージ at 10:27| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月13日

辛口質問なければにこやかに「語りかけ」?

3面「日曜に想う」は「煩悶の歴史が告げるもの」。今日は中曽根康弘から。そういえばつい最近、盛大からは程遠い政府・自民党合同葬が開催されていたっけな。ぜんぜん目を惹かなかったという点では、明治150年祝賀でズッコケたときとそっくりになったことが、コロナ禍の日常の中でまざまざと思い出される。中曽根の煩悶はロッキード事件で議員辞職を拒んだ田中角栄との確執に始まり、リクルート事件で中曽根自身の国会証人喚問拒否がブーメランを招く。おかげで当時の竹下首相は退陣の憂き目にあったが、中曽根自身は議員辞職を拒む。その後の参院選で大敗し、衆参がねじれて中曽根離党に至る。なるほど、ここで駄々をこねたもの勝ちの構図ができあがったのか。議員辞職に相当する人たちが続出しても、必死になって職にしがみつくヤカラがやけに多く、巨額の議員報酬を得ている実態に、だれがこんな権力執着政治を流行らせたのかと思っていたら、中曽根であったか。過去の苦渋から学んで、彼らは検察を掌握すれば粘りもの勝ちだ、と決めた。「歴史はこう告げる。いくら国会と政権党で多数の基盤があろうとも、疑惑解明に不誠実と思われ不信が極限を超えればもろく崩れる。民意の支持が消える間際になって煩悶しても遅い」「89年と今とで類似点は少なくとも一つある。あの時も、中曽根氏らは秘書名義で未公開株を取得し責任を問われても秘書のせいにした。責任転嫁がバブルに沸く世論をさえ不信と怒りへと向かわせたのではなかったか」(本文引用、以下「」内同様)ここまで読んで思った。政府と自民党による中曽根合同葬は、前首相の決意「おれも粘るぞ!」という意思表示だったのか・・・なんてね。それにしても中曽根政治はなんとさまざまな害悪を歴史に刻んでいったものよ。いやいや明治維新から現在まで、連綿と続く政治の二重構造。権力を担い続ける特権階級が上部に君臨し、下部に自ら政治の中心に立てない庶民階層が押し込まれた、「民主主義」の衣を被った仮装的な政治の二重構造が見えてくる。民主党政権とは、そんな二重構造に束の間ひらいた大きな変革の兆しであったのかと思い知らされる。
1面に「新規感染最多3041人 東京621人■福岡『コロナ警報』」の記事がある。3041人/日の衝撃は凄まじいものになるだろう。政治の二重構造を意地でも守り通そうとする明治以来の特権階級の思惑が、GoToなんぞという愚にもつかないお祭り騒ぎを演出しようと躍起になっている。躍起になりすぎて、必要な医療体制の強化に気が回らず生活困難を極める弱者への配慮もできず、ただひたすら第3波なんか存在しない、コロナはただの風邪、第2類から第5類に降格しろ、第3波は終息しつつあるなどのフェイクが走りまわる。1日の死者最大は第1波29人、第2波23人、第3波51人に達している。政府はいま、GoToと感染拡大とは関係ないとの見方に固執しており、最終結論を出すのはまだ先であるかの言動を振りまく。さらに、最終決断は地方自治体の判断に転嫁して乗り切り、自らはワクチンの効き目を頼りに五輪を引きずり寄せ、あわよくば改憲、衆院選圧勝まで逃げ切る算段でいる。どさくさまぎれに辺野古の埋め立てを着々と進め、原発再稼働、放射性廃棄物の地層処分、さらに汚染土を農地に使う算段まではじめ、長射程ミサイルの開発まで首をつっこむ。選挙についての判断の素早さは以下の如し。そして一転、ニコ動ではメモの棒読みもせず、にこやかに「ガースーです」なんて気さくにのたまう。その語りかけは別人の如し。地方自治体に危機感が溢れているというのに、どんな神経をしてるのやら。
☆「衆院1月解散見送り 首相、21年夏以降探る」日本経済新聞11月28日
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66732920X21C20A1MM8000/?n_cid=NMAIL007_20201128_A
☆「『ガースーです…』菅首相一転、ニコ動では語りかけ」朝日新聞12月11日
https://www.asahi.com/articles/ASNDC5SK2NDCUTFK00X.html
☆「36都道府県が『外出自粛』要請中 危機感薄い政権に見切り」日刊ゲンダイ12月11日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/282541
posted by ガンコジージ at 11:23| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月12日

一度決めたら変更できないリーダーって

20面「読書」欄「正義と差異の政治 アイリス・マリオン・ヤング<著>」の書評「集団間の支配や抑圧を問い直す」に、「パンデミックは人を等しく襲うように見えて、どの階層や集団に属するかによってダメージは異なる。危機にあっては、より弱く不安定な立場に置かれた人が、より大きな危険にさらされる」(本文引用以下「」内同様)として、コロナ禍の下で起きたBLM運動は「米国における構造的な人種差別が浮き彫りになった瞬間であった」。「現代正義論の中心テーマは、物質的な財や社会的地位がいかに分配されているかという問いである」。だが「普遍性や中立性が強調されるあまり、現実の集団間に存在する支配や抑圧がしばしば見落とされる。(略)重要なのは、ここで展開された議論を日本の現実と突き合わせてみることだろう」。ざっくりと要約しすぎたかもしれないが、まあこんな感じ。そこで1面トップの「分科会 抜本的対策迫る 感染拡大続く地域 県境越え自粛など」「GoTo一時停止『まだ考えてない』首相」に戻ると、日本の現実が最悪だ、ということが違った視点から見えてくる。世間では「御用学者」の集団みたいに思われている政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が昨日、「流行が沈静化しない場合に備え、対策の強化を迫る提言書を政府に出した」とある。会長の物言いはもともとふにゃふにゃで、提案の中身も頼りないなあ、という思いが尽きないけれど、分科会が抱え込んだ危機感を、柔らかい言葉ながらなんとか知らせたい一念は感じられる。そして首相の発言を見ると、なんだこりゃあ、なのだ。尾身会長が最もなんとかして欲しいGoTo一時停止について首相は「まだそこは考えていない」と述べ、「トラベル事業などを継続する必要性を強調。一時停止の延長などについては『それぞれの首長と2、3日の間に調整する』」としたそうな。
2面に移ると「迫る年末年始危機感」「手薄な医療 分科会、崩壊を懸念『このまま年末あり得ない』「政府、再三の提言に重い腰」がある。「政府の取り組みはなお及び腰で、医療界や専門家からは厳しい指摘が相次ぐ」一方、医療体制が最も逼迫した北海道や大阪に自衛隊の医療チームが数名ずつ送られているが、これは焼け石に水。東北大震災の時に10万人の自衛隊を派遣した菅(カン)民主党政権とは大違い。あのときは、野党(自民党ほか)から轟々たる非難が押し寄せたが、数名で医療崩壊を防げるはずがない。「官邸幹部は『命が大事だが、トラべルをやめて企業が潰れた後に立ち直れというのは簡単じゃない』。首相周辺は『トラべルはやめられない。そのほかにどういう対策が打てるか教えてほしい』」。「『GoToトラベル』について、65歳以上や持病のある人に自粛を求める」小池都知事は「政府がどのような対応をするのか注視していきたい」と述べ、首相は横浜の感染者数が増えていると知り、「ええ? なんで多いんだ」と声を上げる。周辺は「都内の感染者数が高止まりしている現状に『ショックだ。効果ある対策になっていないのでは』。官邸内の焦りは、徐々に増しつつある」ように見えるという。どう焦っているのかというと、GoTo一時中止の影響は五輪に及び、衆院解散総選挙も大波を食らってしまう。というわけで、彼らの危機感は、自分に責任が回らこないよう、何をどう心配すればいいかわからず、地方に判断を振っている。都幹部は「『トラベルで感染が広まっているエビデンス(証拠)はない』とする国の説明を引用して、『旅行は計画して行くから、感染のリスクは高くない』」と皮肉な語り口で逃げようとする。
そして3面「ワクチン 米でも許可へ ファイザー製緊急使用 諮問委が勧告」では「若者や感染歴のある人への効果は治験ではカバーしきれていない。さらに効果の持続期間や、自身の感染を防いだり、他人へのウイルスの拡大を防いだりする効果はまだ不明」「妊婦への影響や、きわめてまれな副作用や長期的な影響についてもわかっていない」。というわけで、この国の政治は最初の「書評」にあるごとく、「危機にあっては、より弱く不安定な立場に置かれた人が、より大きな危険にさらされる」事態に向けて、責任転嫁以外の方法を持たない政治が、五輪・改憲・選挙勝利の決め打ちで、ひた走るのみ。
posted by ガンコジージ at 11:00| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月11日

コロナシフトか五輪強行か

1面トップに「GoTo停止再提言へ 分科会案ステージ3相当」がある。「分科会は11月20日と25日の提言で、ステージ3相当の地域では、トラベルの一時停止や、酒類を提供する飲食店の営業時間短縮などの強い処置を講じるよう政府や都道府県に求めていた」(本文引用以下「」内同様)。だが、今回で3度目になる提言案では、「感染状況が4段階のうち2番目に深刻な『ステージ3』相当と分科会がみている地域の感染状況の推移を@減少A高止まりB拡大継続に分類し、段階に応じて自粛要請などのレベルを変えるよう政府や都道府県知事に求める。AとBの地域では、観光支援策『GoToトラベル』の一時停止を検討するよう改めて盛り込む」という。細かな条件を提示し、なんとか政府に「GoToを止めて欲しい」という気持ちがにじむ。ジョンズ・ホプキンス大学のデータでは第2波が収まりかけた10月10日前後から徐々に死者数が上昇し始め、GoToが本格的実施になった11月中旬頃には急角度で増えていく。しかし政府はGoToとコロナの感染拡大に明確な因果関係はないとして、来年6月までGoToを延長する方針を示した。GoTo命。1億総特攻に賭けて五輪成功を狙い、3度にわたる分科会の提言を拒絶するか。こうなると国民の死なんぞ関係あるか、と言われているようで、冬の寒さがいっそう骨身にしみる。五輪開催しか脳内になく、大胆に方向転換できず「総合的・俯瞰的」に迷走する思考停止がひたすら爆走中。以下の記事では「スコットランド自治政府のスタージョン首相は9日の記者会見で、今夏以降の新型コロナウイルスの感染再拡大は旅行が原因だったと発表」。一方でボロボロ五輪のために国民を犠牲にするこちら側は、そのうち世界の笑い者になるのが既定路線。
☆「感染再拡大、旅行が原因 英、遺伝子解析で結論―新型コロナ」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121000716&g=int&fbclid=IwAR3o_QeYY05mkzfERsnNy44F-f_Tnfhy7dN6Nyo6BH6IzpTeqNwP7oeSFBI
「いつもは冷静沈着なドイツのメルケル首相が9日、独連邦議会(下院)で珍しく感情をあらわにし、新型コロナウイルスの封じ込めに厳しい措置を取るべきだと訴えた」とあるのは以下の記事。メンツにこだわらず、やるときはやるという決断力は「総合的俯瞰的」などのくだらないゴタクを並べない。もう一つ下の記事では、ドイツ、スコットランド自治政府、ニュージーランド、フィンランド、デンマーク、アイスランド、ノルウェー、台湾などの人材がぞろぞろ登場。ニュージーランドでは「コロナ危機では死者のいない段階でロックダウンを敢行するなど、迅速で的確な対応と人々の琴線に触れるコミュニケーションで、感染の抑え込みに成功」したという。小池都知事や杉田議員などとても肯定し難い言動が幅を利かす「わが国の一部の女性政治家とはスペックが随分と違う」との指摘から、こちらの状況がみえてくる。
☆「メルケル独首相、感情あらわに 対コロナ規制の強化訴え」日本経済新聞12月10日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR09C3D0Z01C20A2000000
☆「敵はウイルスだけではなく『内なる感情』だ」東洋経済5月2日
https://toyokeizai.net/articles/-/347146
昨日の東京の感染者数は600人超。それでも動かない特攻強要政府。以下の記事では、西村経済再生相が、2週間前に「今後の3週間が勝負」と語っていた。そして2週間後の今日、分科会再提言で政府は重い腰をそろそろとあげる。五輪・改憲が不動の目標で、どれだけの決断になるやら。だいたいコロナ対策がなんで経済再生相の担当になるのか、わけわからん。
☆「3週間でコロナ収束は困難・・・Xmas緊急事態宣言『3つの根拠』」日刊ゲンダイ11月27日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/281906?fbclid=IwAR2ZtO3xNFmdoStPwDWaASI8GlO6brPwdwxnk8nHsHBh_jxNL53GkeDtl6M
☆「新型コロナ第3波、再度の緊急事態宣言は『あり得ます』」日経ビジネス12月10日
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00087/120900129/?P=5
posted by ガンコジージ at 11:09| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月10日

コロナを日常化しつつ最悪を進める作戦?

週刊誌報道でコロナ関連に微妙な変化が見られる。6面の「余裕のはずが『病床逼迫』の戦犯! コロナ拒絶病院に政府の無策・無慈悲」では「◼︎『専門病院新設』『看護師報酬倍増』でもGoTo予算のウン百分の1◼︎2類の『エボラ』対応を求められ疲弊◼︎深刻という東京・大阪も感染ピークは過ぎている!◼︎中和抗体で収束が見えてきた◼︎不正横行で『持続化給付金』64億円も自主返還のお笑い」とある一方、7面では「60代からのコロナ事典 ●危ない疾患トップは心臓、腎臓、脳●『禿げてる人はリスク大』●サインは階段で息切れ●西浦教授『福岡に危機感』『“高齢者除外”は科学的根拠薄弱』」と、両者とも奇妙に軽めの記事。少しだけ緊迫を維持しているのが19面「『コロナ第3波』は『人災』だ!」で、「この国は正気なのか『65歳以上を閉じ込めろ』『若者は旅行しろ』で感染者が倍増」「独走第2弾『輸入冷凍食品で感染』を防ぐためにすべきこと」「衝撃レポート インフルエンザ患者が今年はほぼゼロになっていた!」とある。その横の広告に「新型コロナ インフルエンザ 感染症に負けない、カラダをつくる。」というのがあって、そうか、いよいよ持久戦になって、あまり危機感を煽りたくなくなったか、と思った。そのせいか、2面の月刊誌広告に小さく「『冬コロナ』を乗り越える」があり「菅首相よ“ハンマー”を振り下ろせ 都医師会会長尾崎治夫」「『ファクターX』の幻想を捨てよ 岩田健太郎」「分科会医師が見た『第3波』と『夜の街』 今村顕史」「最後は『マスク』『手洗い』『換気』しかない 和田耕治」があるが、いかにも小さいし表題の中身が予感困難。“ハンマー”って大英断をしろってこと?「ファクターXの幻想」ってこの国が特殊に持っていた不思議な対コロナ神通力がもはや期待できないってこと?などと首をかしげる。すぐ上にある「旭川 医療崩壊の危機 『ドミノ倒し』産科も人手不足」「全国どこでも起きる」の危機感と裏腹で、まあ、興味津々にはなるが、なぜか他の記事に押されて消えそうなのが怖い。
コロナの風力が弱い一方、今日の1面はかなり怖い。まずトップは「敵基地攻撃力 保有記さず 『抑止力強化』期間設けず検討 閣議決定方針」「長射程ミサイルは開発来年度予算」で、「安倍政権が検討課題とした『ミサイル阻止に関する安全保障政策の新たな方針』をめぐり、政府が来週中にも菅政権としての方針を閣議決定することがわかった。敵のミサイル基地などを直接たたく敵基地攻撃能力の保有は明記せず、『抑止力の強化』について引き続き検討する方針を示すが、検討期限は区切らない」「自民党は8月に『相手領域内でも弾道ミサイル等を阻止する能力の保有』との表現で、政府に敵基地攻撃能力の保有を求めている。さらに米国は同盟国により大きな防衛力の負担を求め、北朝鮮や中国の脅威も増している。このため『「断念」とうけとめられることがあってはならない』として検討継続の形をとる」「安倍政権のもと活発化した敵基地攻撃能力に関する検討は、このまま停滞していく可能性もある」(本文引用以下「」内同様)。ほんとかね?
その下に「核燃中間貯蔵共用案 青森の施設に東電・原電以外も 電事連」の記事。関電は高浜1、2号機を再稼働する前提に、福井県から中間貯蔵施設の県外候補地を求められていたが、むつ市の施設利用は同市市長に反発を受け代替地を見つけらずにきた。そして電事連主導で原発保有10社が共同利用する案が浮上。3面の関連記事「行き場ない核燃 思惑一致 電事連中間貯蔵施設の共用案」「関電再稼働を後押し」「進まぬ核燃サイクル」には電力会社の焦りがみえる。「関電や東電、原電の3社以外の電力大手の多くは、原発敷地内に新たな貯蔵施設を計画・検討中。ただ進行していないケースもあり、むつ市の施設の共同利用は『業界にとっても利害が一致した』」との見方もある一方「むつ市は深刻な財政難を抱え、財源確保のために使用済み核燃料に新たな税金を課す予定だが」交渉は難航している。財政難をテコに、札束をちらつかせる作戦か。全国から使用済み核燃料が集まってくる。1万年単位ではないにしても想像しなかった長期貯蔵になるかも。古臭いやり口だ。
posted by ガンコジージ at 10:51| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月09日

すでにアジアでも後塵を拝する国なのに

1面トップには「経済対策 国費30兆円 閣議決定 コロナ対策・公共事業 歳出180兆円に 今年度」の記事。「政府は8日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた今年度3回目となる経済対策を閣議決定した。国の直接の支出は30・6兆円、融資や民間が使うお金も含めた総額の事業規模は73・6兆円に上る。感染の再拡大を受けた対応に加え、政権が重視する公共事業なども盛り込まれ、金額が膨らんだ」「必要な費用は、今年度の第3次補正予算案と来年度の当初予算案に計上し、年内に閣議決定する。当初予算案には、国会の議決を経ずに支出できる予備費を5兆円計上。コロナ対策を素早く行えるようにするとしたが、使い道のチェックが甘くなる可能性がある」「今回の対策で今年度の歳出規模は180兆円程度と、昨年度の1・7倍になる見通し」「今回も、財源をまかなうため、国債を追加発行するとみられる。新型コロナ前から先進国で最悪レベルだった財政状況は一層の悪化が避けられない状況だ」(本文引用以下「」内同様)。3面「感染再拡大 支援延長へ転換 事業規模73兆円追加経済対策」「総選挙にらみ 規模感優先」「GoTo予備費から3000億円 トラベル」。気になるのは、「総選挙にらみ」と「GoTo予備費から」の記事。「新型コロナの再拡大を受けた感染対策や支援策の拡充は、避けられない面もある。ただ、そうした必要な事業の積み上げではなく、政権の対応をアピールするため、規模感が優先された側面が否定できない」「その結果、膨らんだのは、コロナ対応に直接関わりの薄い公共事業などだ」。二階氏旗振りによる「国土強靭化に向けた公共事業」は来年度から5年間で15兆円とあり、コロナの拡大期には別の使い方があろうものを、官邸幹部は「地方からの要望がとても強く、経済の底上げにもつながる」と強硬に主張したとか。「本来、補正予算による経済対策は、急いで追加的に手当てしなければいけない事業に向けられるべきものだ。ところが、コロナの拡大で切迫する医療現場への支援や感染予防などの財政支出は6兆円程度。むしろ、多くは首相肝いりの成長戦略などにあてられた」
その典型として記事があげるのは、温室効果ガス排出ゼロに向けた企業の研究開発を支援する2兆円の基金創出だ。細かい中身のことはわからないけれど、いや、もっとほかにもあるだろう、と口を挟みたくなる。医療現場へ6兆円は、これの何倍もの費用が必要なのに、すべてはワクチン頼みか、GoToほどには真剣さがみられない。「ある財務省幹部は『年明けに、コロナの感染がさらにひどくなれば、規模が不十分だとの批判が強まりかねない』と指摘。1年以内の総選挙が確実なだけに、世論を意識した編成作業にならざるをない本音を明かす」とある。最も意識しているのはコロナの終息ではなく「1年以内の総選挙」。頼りにしているのはワクチン。どちらが勝つかのシーソーゲームに、菅版の自民党専用ばらまき大作戦が展開されている。医療崩壊で困難を極めている旭川の病院2カ所に、自衛隊が看護師約10名派遣という。半々5名づつとして、切迫した医療現場がそれで足りるはずもない。
民主党政権の時代、菅直人首相が自衛隊の大規模出動を要請したとき、自民党内から轟々たる非難の声が湧き上がった。報道でも「【地震/自衛隊】常識越えた10万人“全軍”動員」などの記事があったと記憶する。現状はどうか。まさかと思うが、東日本大震災時の記憶が、彼らの脳裏にチラチラしているのだろうか。漢字では同じの「菅」だが、「カン」と「スガ」の違いはこんなふうにあからさまとなる。あらゆる可能な手段を駆使して重大事態に立ち向かうか、それとも国は守っても国民を守る義務はないと、国民を切り捨て、ひたすら経済再建と称してお友だちを救済し続けるか。必要な時に大胆な転換ができず、「国を守る」つもりで国家を疲弊させ、荒廃させてしまう愚を犯す。どんなに荒廃しても形が残れば「良し」なのかもしれない。国民は放っておいても生き残る奴は生き残って、荒れ果てた土の上でふたたび元気を取り戻す。そのとき、いちはやく再建された「国家」を掌握していれば万事は上々。そんなつもりでいるのではないか。
posted by ガンコジージ at 11:14| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月08日

放射能忌避とコロナ忌避の根っこ

福島第一原発事故のときの危機感は半端ではなかった。反対運動の盛り上がりも長期にわたって持続し、もうじき10年を迎える。いまでもきちんと続けているところは、都市部を中心に多い。さて、コロナではどうか。感覚的に受け止めているせいか疲れが目立つようだ。フェイクに操られ、流される傾向があるのではないか。これは原発事故でも潜在的にあった傾向で、まず原子力を感覚的に否定し、きちんとした捉え方から遠のく姿勢がブログ主自身にもあった。事故現場から遠くなるにつれ薄れていく事故の現実感は、原発事故被災者とのあいだに微妙な亀裂を生み出してきたように思う。震災瓦礫の処理処分で、受け入れ反対運動の激しさとは裏腹にしっかりした代案がなく、最終的にほとんどの瓦礫が震災現地で焼却処分されてしまった。受け入れがあり得ないとするなら、もちろん現地での焼却処分などもあり得なかったはずだが、現実は現地に急造された焼却炉で処分され、焼却終了後に炉は解体されて終わった。発災からしばらくのあいだ、震災瓦礫をどうするかの議論がネット上で飛び交ったのに、不発に終わったずっと後の出来事だった。
福島第一原発事故現場で溜まり続ける汚染水について、薄めて海洋放出する政府案が強硬されつつある。一方、大型タンクによる長期保存の考え方は、福島県人さらに東日本大震災被災者にとって震災瓦礫処理処分と同じ流れの中にあるという批判につながるのは明らかで、瓦礫処理処分の時点からつづく不信感を超えられない。そのことに、事故現場から遠いところにいる私たちは、一面で気付きながらもう一面で深掘りを避けている。長期保存を福島県人は望んでいないとの意見はもっともだが、それならどうするかが伴わない。「福島県人は望んでいない」という一方で、対案に具体的行動が伴わない。ここで一歩進んでひとつの結論を導き出さないと、震災瓦礫と同様、発災現地で処理処分されて終わるしかなくなる。うすうすそんな結論を感じていても口に出さず、否定の根拠を「福島県人は望んでいない」の一語に込めて、福島県人に重荷を押し付ける。それでいいのか。本当はここで国民的議論が巻き起こらないといけないのだが、いちばん必要なときに黙っている。それは罪作りというものだ。
学術会議がすでに何年も前に、放射性廃棄物の処理処分について提言を出している。このことに気づく者はほとんどいない。脱原発後の道筋を示した重要な提言で、まず原発政策に終止符を打ち、これから発生する放射性廃棄物の上限を定め、短い年数に限って地上保管しつつ、最終的にどこでどのように保存していくか決める道筋を示している。この提言をもとにして、原子力市民委員会はさらに具体的な案を提示していたが、市民運動は遠大な目標に向かって着実に進んでいくのが苦手なのか、学術会議の提言も原子力市民委員会の具体案も、いちばん省みられるべき現在、まったく誰の意中にも浮かばない。不思議なことだが、短い間隔でしか動けない市民運動であるがゆえか、同じ轍にハマる現実が、コロナ禍とともに浮遊している。原発事故では遠い物理的距離が切実感を遠ざけたのかもしれない。コロナ禍では、物理的距離が皮膚感覚の近さにまでやってきたがゆえに、忌避感が転倒して「コロナはただの風邪」「新型コロナなんか存在しない」「ウイズコロナ」などの言説に急速に傾斜したようだ。
放射能忌避とコロナ忌避の共通点が事実への対応を真逆にさせる。不思議な転倒現象と言わねばならないが、根っこは同じだ。遠くの放射能は物理的に忌避できる。近くにある新型コロナは物理的距離では忌避できない。だから物理的距離ではなく、感覚的延長距離で受け入れてしまう。戦時に上空から落ちてくる爆弾があるのに、自分には当たらないと必死に念じながら逃げ回るのと同じ心理だろうか。陰謀論につながる心理の起源はただひとつ「まず頭から全否定して、次に『全否定』した気持ちにぴったりする言説をネットでみつける」ということに他ならない。無知を前提に情報を集め、一寸刻みで納得に近づいていく作業が苦手なのだろう。迷いの中に居続けることが不安なのかもしれない。フェイクにまみれ、ハリネズミのように全身を包み込み、安心を得る。悲しい習性が、コロナ禍のいま巷間に漂う。
posted by ガンコジージ at 10:59| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月07日

新しい時代を構想する試みがなければ

このごろ週刊誌に元気がない。7面「新型コロナ“発生”から1年、本当のことは彼らだけが知っている 現役医師『私が感染したらこの治療薬&ワクチンを選ぶ』【1027人アンケート】」「74歳のトランプを3日で回復させた『抗体カクテル』日本で打てるのか」「米ファイザー、英ストラゼネカより高評価『安心のワクチン』の名前」「感染した64歳ジャーナリストが医師に提示された『同意書』の詳細文書」「世界一のスパコン『富岳』が弾き出した『ウイルス充満の座席』電車、飛行機、飲食店・・・感染しやすい場所は決まっていた!」「菅首相『GoToでは拡大しない』小池知事『ロックダウンは私の言葉じゃない』ほか 政治家がシレっと撤回した『コロナご都合発言』全検証」「自費PCR検査を印籠代わりに好き放題、22時に“監視”を始めるアルコール自警団・・・第3波で増殖した『ざんねんな人々』」「世界中の『余りガネ』が上陸して『株価3万円』が見えてきた! 日本株“爆騰第3波”の期待銘柄I」。結論を先に書くと、なんだかもうじきコロナが終わるみたいな空気感を漂わせている。「私が感染したらこの治療薬&ワクチン」について言えば、ブログ主的にもこのあたりが脈がありそう、なんて思うものがないではない。でも、それはそれ。まず第一に検証しておかなければいけないのはGoToじゃないかと思う。「コロナご都合発言」で首相はシレっと撤回したかのようなことが書いてある。ほんとかい? 細かな文脈を知らないのでわからないが、じわっと責任転嫁し始めている可能性は大いにある。第3波がどうなるかはまだわからない現状で臨時国会を閉めてしまい、来月中頃まで開催する気は無いらしい。いったい何をやるつもりなのかほんとわからない人だが、従来の国政のありようを前提に観察するから判らないだけで、じつはすごく明快なのかもしれない。議論なんてめんどうだ。(おれが)やると決めた。ただそれだけだ。というだけの腹芸もなにもない本音丸出しがこの国の政界で闊歩してるんじゃないのか。細かなことができないのであって、徹底的に隠して闇でやることはいくら汚くても構わずやる。表に出さなけりゃいけないことは問答無用でやる。それだけの話で、基本の価値観もすごく簡単な気がする。簡単にしかできない、ということじゃないのか。そして胸にみなぎるのは、ふつふつ湧き上がる暗い情感のみ。前首相はエリート出身階層の価値観を背負ったおぼっちゃまだったが、今の首相にそんなくびきはない。それどころか、暗闘に慣れ親しんだ生き様が色濃く滲み、いうなれば政治ヤクザみたいな空気感が漂う。中身は単純だが、権謀術数だけは長けている。そんな感じがしてならない。この視点から見ると、ただの感覚だけれど1億の庶民は鉄砲玉でしかないのかもしれない、と思う。こう考えてくると、GoToに固執する心情がありうることと見えてくるから不思議だ。また、学術会議問題を記者から質問され、ふふっと笑いを浮かべる心理にも、なにか通底するものがあるように思う。それにしても、週刊誌よがんばれよ、と言いたい。前政権でも見られなかったほど、スクープ好みの週刊誌の心意気が感じられない。行儀良すぎる。八方破れのツッコミ精神を何処へ置き忘れてきた、と言わざるを得ない。
21面に「ミズナラ巨木 広範囲で枯死 樹齢200〜300年 富士山南斜面の中腹で 『王』と命名の巨木も」がある。標高1200メートル程度にとどまっていたナラ枯れが1500メートル以上まで広がっているという。「ナラ枯れの広がりは『里山が放置されてきたこの半世紀のつけ』」「炭や薪づくりが盛んだった頃は、樹齢10〜30年で切っていた。林業がすたれ、木が伐られなくなったため大木が育ち、里山づたいに病気が広がるようになった。さらに今年は春から気温が高く、ムシも繁殖しやすかった」「『巨樹・巨木を愛する気持ちは分かるが、森を守っていくためには、将来を考えて樹木が生きやすい環境作りがより大切だ』と長期的な視点での保護活動の大切さを指摘している」(本文引用)という点に大きく共感。美しい自然を未来へつなげていくためには、それなりの努力が必要。どんな努力が考えられるか。いまなにをすべきか。具体的な方策が求められている。
posted by ガンコジージ at 10:21| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月06日

一億総特攻の道をアドレナリンの力で進む

1面トップは「訪日観光 来春にも実証実験 小規模分散ツアー五輪後見据え 政府検討」で、「新型コロナウイルスの感染拡大で激減したインバウンド(訪日外国人客)の回復をめざし、政府は来春にも、海外から小規模分散型のツアーを受け入れる検討に入った。入国禁止措置の例外として認め、一般観光客の入国緩和は来夏をめざす東京五輪・パラリンピック後とする。ツアーはオリパラとその後に向けた『実証実験』と位置付け」「中国や台湾など感染状況が落ち着いているアジアからの受け入れを想定するが、実施時期や対象地域は国内外の感染状況を見極めて決める」(本文引用「」内以下同様)。たいがいにしてほしいね。この記事のすぐ下に「コロナ1週間で死者210人 4日まで初の200人超え」がある。ジョンズ・ホプキンス大学のデータベースを見ていると、このごろ死者数が報道と少しずつ違う。それはともかくとして第3波の拡大は明らかだし、感染者数も死者数も第1波よりはるかに大きくなっていることは確か。冬に差し掛かっていてこれだから、これから1月、2月と経るにつれてどうなるか、わかったもんじゃない。あくまでGoToと因果関係がみとめられないなどと強弁しても、それがいつまで続けられるやら。他の国より影響が少ないという、日本モデルの成功幻想もいまや地に落ちている。それでもあえて強行し続けるのは、作戦にGoサインを出した以上、勝利が見えるまで方針転換できない哀れな硬直指導者ゆえか。戦争に突入し、多数の犠牲者を生み出した過去の経験そのまま「敗軍の将、兵を語り、自分を語らず」の新しいことわざを歴史に定着させるつもりなのかもしれない。「死者の数は、感染する人や重症者の増加から、少し遅れて増える傾向がある。感染研の脇田所長は『重症者数はピークを超えている状況。重症者の管理はかなり改善していると聞いており、必ずしも死者数が増えていくとは考えたくないが、重症者の数を減らしていくことが重要だ』と話す。厚生労働省によると、全国の重症者は4日時点で520人となり、過去最大となっている」。いま、東アジア一帯で日本以上に感染拡大が大きい国は、元から影響を大きく受けているフィリッピン(約44万人)とインドネシア(約57万人)の2カ国だけで、以下、日本(約16万人)からはるか離れてミャンマー(約9・8万人)、中国(約9・3万人)、マレーシア(約7・1万人)、シンガポール(5・8万人)、韓国(約3・7万人)、タイ(約4千人)、ベトナム(1・3千人)、台湾(正味693人)へと続く。他にオーストラリアが27956人、ニュージーランドは2078人となっている状況(以上12月6日現在)。最後の2カ国には、現在EU諸国で拡大している20A・EU1が一部入り込んでいるらしいが、いまのところ、防疫体制が効き目を見せているのか、危惧するほどの大きな広がりを見せていない・・・が。
かつては「日本モデル」としてアベ前首相が胸を張ってみせたコロナ対策もどこへやら、東アジアの感染状況に追いつき追い越し、すでに敗戦の荒野を彷徨う風情。自分たちよりはるかに感染状況が落ち着いている中国や台湾を念頭に「来春にも、海外から小規模分散型のツアーを受け入れる」とは、感染拡大がまだ落ち着く気配を見せず、必要な対策を打てていないこの国を「君たちの犠牲的精神で助けれくれ」とお願いしているようなもの。まさか、それでも国内の感染状況が収まらなければ、「ツアー」によって新たな危険が海外から持ち込まれた、とでも言い訳するつもりか。それとも、厳しい検疫を行なってのち分散型ツアーを継続するか。それは現在のこちら側の感染状況を考えたら、何をか言わんやの一語に尽きる。海外から感染の危険を冒して旅行に来ていただき、本国にはまだ存在しない変異種を持って帰ってもらう。まさかそんなことは意図していませんよね。いま、ニュージーランドの20A・EU1の枝分かれの状況をみていたら、少し前までほんのわずかしかなかったクラスターがけっこう増えてきている。細かくてわかりにくいデータなので、解読能力が不足してよくわからない。でも、これは注目していた方がいいような気がしている。
posted by ガンコジージ at 11:22| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月05日

出かける前の駆け込みですが大飯原発です

1面トップに「大飯原発設置許可取り消し」「『規制委の判断不合理』大阪地裁判決 最大の揺れ検討欠落」「解/説 自然災害の想定十分か」がある。ちかごろない大きな記事に注目。大阪地裁の裁判長は森鍵一氏。「規制委の判断に『看過しがたい不合理がある』と述べ、許可を違法として取り消した」「基準地震動は各電力会社が決め、規制委が内規に当たる『審査ガイド』に従って審査する。大飯3、4号機の基準地震動は最大856ガルとされ、規制委が2017年に設置を許可、関電は安全対策を施した。判決は基準地震動の定め方について『審査ガイド』に福島原発事故後に新たに加わった『(計算式の持つ)ばらつきも考慮する必要がある』という一文に言及。その意味を、震源の断層面積などをもとに計算して導かれる『平均値』になんらかの上乗せをする必要性の有無を検討すべき趣旨だとした」「平均値と乖離するデータの検討自体をしておらず、規制委も必要性をなんら検討することなく許可を与えたと指摘。こうした判断過程は看過しがたい過誤、欠落があるとして許可を違法と認定し、取り消した。国側は関電の基準地震動は実際の断層面積より広く決めており『ばらつき』を考慮する必要はないと反論していたが、判決は『計算式で算出される地震規模を、ばらつきを考慮して検証する』のが審査ガイドの意味だとして退けた」「今回の判決は、耐震設計の審査過程の不備を指摘した。計算が過小評価ではないか吟味する必要があるのに『検討した形跡がない』と断じた。これは、四国電力伊方原発をめぐる最高裁判決の枠組みに沿ったものだ。国による審査の専門性を認めつつ、手続きに不合理な点があるかどうかを重視した。同じように審査の過程が問われれば、他の原発にも波及する可能性がある」「今回の判決は、原発が司法判断に左右される不安定なエネルギーであることを改めて示した。政府は温暖化対策でも原発に期待するが、激しい自然災害が起こる日本列島にふさわしい選択肢なのか、本質的な議論が求められている」(本文引用以下「」内同様)。
皮肉なのはこの記事の左にある「『脱炭素へ2兆円基金』 首相会見 ひとり親世帯支援拡充」で、菅首相は「温室効果ガス排出を2050年に実質ゼロとする目標を実現するため、協力企業を支援する2兆円の基金を創設すると発表」「環境対策を成長戦略と位置づけ『過去に例のない2兆円の基金を創設し、野心的なイノベーションに挑戦する企業を今後10年間、継続して支援する』と表明」。これ、なんだか変。国会で議論してたかな。合意があったかな。ロイターの記事で12月4日付、「グリーン基金2兆円、予備費で一人親支援=菅首相」というのがあった。「[東京 4日 ロイター] - 菅義偉首相は4日、臨時国会の事実上の閉会を受けて記者会見し、来週発表する経済対策として、2兆円の環境関連グリーン基金を設立して蓄電池などの開発を支援するほか、デジタル関連で1兆円以上の予算を組成することを表明した。また、不妊治療の保険適用を2022年度にスタートしたいと述べた。予備費を活用し、低所得の一人親世帯に対して5万円の給付を実施する」とあり、なんだかよくわからないので、あとで詳しく調べようと思う。ついでに、「首相会見」のすぐ下には、小さく「桜問題めぐる捜査 安倍氏『誠実に』」の記事が表題含めて27行で存在する。「安倍氏は4日、国会内で記者団に『事務所に対しては(検察の捜査に)全面的に協力するように申し上げている』とし、『誠意をもって対応していくというのが基本的な考え方だ』と述べた」「これまでの国会答弁との整合性を問われ、『果たして事実だったかどうかということについては、いま捜査が行われている。結論が出る前にここで申し上げるのは適切ではない』と述べるにとどめた。一方で、『(捜査の)対応が決まった段階において、お話しできることはお話しさせていただきたい』とも語った」。追い詰められているのかな。
とここまできて、今日は出かけることがあって書きなぐりになっている。帰ってきたらもうすこし調べたり、書き直したりする予定。乱筆乱文悪しからず。・・・というわけで、帰宅し、誤字だけ修正した。
posted by ガンコジージ at 09:32| Comment(0) | 原発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月04日

この限界状況を突破しなければ

1面トップ「安倍氏公設秘書ら略式起訴へ 東京地検『桜』」3000万円不記載か」「安倍氏の聴取も要請」の記事。「略式起訴」だと。罰金刑で正式な裁判はないだと。「第1秘書らは違法性を認め、調べに『自分たちの判断だった』と供述。特捜部は不記載額の規模も考慮し、略式起訴にとどめる方向だ。安倍氏の任意聴取は臨時国会が5日に閉会した後に行われる見通しで、国会などで費用負担を否定し続けた背景事情も直接確認する」(本文引用「」内以下同様)。4面「安倍氏の国会招致『必要』 野党、会期延長要求 『桜』夕食会 自民からも懸念の声」では、元首相を偽証罪に問うことができる国会証人喚問を求める声もあるという。官房長官は「『安倍前首相はこれまでも国会でできる限りの説明をされてきた』と語り、安倍氏の国会招致について否定的な考えを示した」と言うものの、「政治とカネ」について両手に余る疑惑がぞろぞろある前首相だけに、自民党内からも厳しい声が上がっているとか。任意での事情聴取を要請された安倍氏は「国会内で記者団に『聞いていない』と述べるにとどめた」とある。第1次政権を投げ出し、第2次政権を逃げ出し、ほとぼりが冷めそうだから(または、火の粉を払うには返り咲くのが一番と思ったか)第3次政権を狙う。その末路はなんだろう。「投げ出し」「逃げ出し」「追い出し追い出され」ってなるか。どうなるにせよ、みっともない。歴史に恥を刻むくらいが関の山。過去の退陣は病気を理由にできたが、病気の後にすこぶる元気なのが知れ渡り、さて次の最後も病気退陣となると、世間が「またかい」と呆れる可能性大。コロナが落ち着くかどうか。五輪がまともにやれそうかどうか。衆院選が願うように勝てるかどうか。課題は山のように積み上がっている。3度目の「病気退陣」はどう考えても簡単にはできない。自らに降りかかる火の粉を払いきれるか否か。それが大問題だ。
1面に「大阪府が『医療非常事態』 重症病床使用率、7割に迫る」がある。「大阪府は3日、新型コロナウイルスの感染状況について、独自基準『大阪モデル』で非常事態を示す『赤信号』を」初めて点灯させた。重症病床の使用率が指標の70%以上になる見通しがあり、吉村洋文知事は『医療非常事態』と宣言した。大阪市中心部の居酒屋などに対する時短営業要請を延長することを決めたが、強い規制は見送った」。飲食店限定とか「できる限りの不要不急の外出自粛」とか「いずれも特別措置法24条9項に基づく協力要請で、強制力はない」と、内容はかなり限定的なようだ。12面「社説」の「大阪府非常事態 連携して医療を守れ」では、「大阪はこのところ、政府の分科会が示した6つの指標の多くがステージ4(感染爆発段階)に該当する状況になっていた。とりわけ多数の医療スタッフを必要とする重症者の数が激増。医療体制のこれ以上の逼迫を防ぐべく宣言に踏み切った。コロナ対応を優先するため、通常の医療の停止や延期を余儀なくされることも増えそうだ」という。昨日の我が家購読紙28面に「コロナ専門病院 退職次々『戦う術ない』大阪・十三市民病院」の記事がある。さんざん病院や保健所や大学や研究施設やその他モロモロを廃止したり縮小したり予算を削ったりしてきたツケがここで爆発したという感じが強い。コロナ禍の真っ只中で「都構想」住民投票なんぞを強硬したのも忘れてはならない。何かできるかもしれない幻想を振りまきながら大阪の荒廃を放置し、1日100万人が通る梅田繁華街のど真ん中でミイラが見つかったり、道端に倒れた人がいてもだれも目を向けず、たとえなんとかしようとしても警察も「よくあること」として取り合わない、不親切極まりない街になってしまった責任を取る気もなく、口先だけで取り仕切ってきた結末がこれだ。コロナ専門病院をかたちだけつくっても、「6月ごろから、医師や看護師らが次々と辞め」ていく事態を無視して、応急的に他施設から派遣を試みたり「全国知事会などに看護師の一時派遣を要請」したり。病院等諸施設の廃止縮小に目をつぶったままで。そこへ政府のGoToが追い打ちをかける。維新は国会で与党に擦り寄り、改憲の尖兵として露払いに励む。こんなむちゃくちゃをどうして許すか。限界突破と思わなけりゃいかんぞなもし。
posted by ガンコジージ at 11:18| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月03日

第3波は第1波を超えつつあるのか

1面に「GoToトラベル 6月まで延長検討」がある。「政府は、観光支援策『GoToトラベル』を来年6月ごろまで延長する方針を固めた」「8日に取りまとめる緊急経済対策に盛り込む方針」「複数の政府関係者が明らかにした。来年1月ごろまでに予算を使い切る予定だった」「下支え策として当面、続ける必要があると判断した」(本文引用以下同様)。読み進む目の先に「英、ワクチン承認 ファイザー製来週から接種」の文字が飛び込む。GoToの記事はこれを念頭に置いているのだな、と知る。第1波で緊急事態宣言をやったら経済が最悪になった。対策としてとりあえずGoToをやり、一部業界が息を吹き返しかけた。例のごとく株価も操作して、景気が戻ってきたかの演出も効果を発揮。それで喜ぶ庶民もいるから、一定の成果はあったと思わせることには成功したかに見える。このまま五輪まで突っ走れ、と思いきや、第3波が始まったと騒ぐうるさい奴らがいる。でも、始めたことは万難を排して完遂する。それこそ危機の名宰相を演出する絶好の機会。というわけでGoTo続行となったか。第3波なんてないと強弁していたのはどこの誰だったか、1日あたりの死者数が第1波を超える一方、週刊誌広告も高齢者の死亡率が激減したとか医療崩壊は演出だとか、2類指定を5類に変更しろとか変な方向に妙に元気。6面広告は意図のわからない記事「『コロナは怖くない』を徹底検証する●死者数はインフルより少ない●欧米は医療崩壊していない●ワクチンがもうすぐ出来る●「コロナでハゲる」「世界に学ぶコロナ対策『○とX』」「菅首相もやっていなかった『マスク会食』」が控えめに書かれている。この広告の目玉は「黒川辞表当日に提出された告発状 安倍『秘書のせい』3つの嘘 本誌だけが書ける『桜捜査』全内幕▼NHK、大手紙にデタラメ言い訳『安倍周辺』の正体▼発覚直後『安倍事務所』はオータニ幹部を呼び出した▼疑惑の『公設秘書』河井案里“買収選挙”のキーマン▼菅余裕『俺に聞かれてもね』『いつまで権力者気取り』▼麻生『菅は尻尾出したな』安倍怒った“引き継ぎ無視”」という記事。うーん、週刊誌広告になにやら別々の流れが鮮明になっているような気がする。気がするだけかな?
一億総特攻をかけて狙うのは五輪成功。3面「五輪 選手陽性なら即再検査 コロナ対策 組織委『中間整理』」がある。以下の記事によると、11月15日に来日したIOCバッハ会長との会談で菅氏は、「人類がウイルスに打ち勝った証しとして、東日本大震災からの復興を世界に発信する『復興五輪・パラリンピック』として実現する決意だ」と表明した。死者が増えてもワクチンがあるさってことかな。ちかごろジョンズ・ホプキンス大学の集計と報道の集計がズレるようになってきた。少し前はほとんど誤差範囲だったと思うのだが。ワクチンを大量に投与してワクチン利権を儲けさせるために感染者数を増やしているという言説があるが、実際は増やしたくても増やせない。アベ前首相が「増やす、増やす」とラッパを鳴らしたが、11月29日の当ブログで「日本は1000人あたり29人。世界で80位前後の少なさという。これでも多すぎるというか」と言ったように、ワクチン利権に資するつもりかどうかは別にして、検査数はとても多いとは言えない状況。3面には「五輪」記事にあわせて、「医療現場疲弊に危機感」の記事がある。週刊誌広告では医療崩壊なんてないかのような言説も出てきている。1台のECMOに10人の医療従事者がかかりきりになるということを踏まえたら、医療「崩壊」を否定する言説がどんなものか、推して知るべし。いっときの思いつきですべてわかった気になると、ロクなことにならない。もうひとつ下の記事に、豪州の状況が紹介されている。かなり厳しい措置を取っている。45分の音声記録がある。
☆「首相、バッハ会長と連携確認・・・『人類がウイルスに打ち勝った証しとして世界に発信』」読売新聞11月16日
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20201116-OYT1T50090/
☆「GoToなんてとんでもない? コロナの冬は豪州に学べ」朝日新聞デジタル12月2日
https://www.asahi.com/articles/ASNCZ5S6HNCCUHBI00Y.html?ref=mor_mail_topix3_6
posted by ガンコジージ at 11:08| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月02日

いまもまるで見えてこない感染拡大の実相

スウェーデンの公衆衛生庁が、新型コロナについてのデータを以下のサイトで公表している。なかでも感染者、重症者、死者の集計を年齢別にグラフ化した画面左の3つのデータは、公表すれども視覚的に直感的にわからない某国データと違い、見ればすぐにわかるようにつくられている。ここでもっとも参考になるのは各々の数字ではない。まず右側に Avlidna とあるのは「死者」のこと。次に Intensivvårdade とあるのは「集中治療」つまり「重症者」。左端の Sjukdomsfall はたぶん「感染者」のこと。ネット翻訳だとそういうことになる。各々のデータは年齢別に集計されており、右側の死者数では最大のピークは80歳代で、全体として50から90歳以上まで、ぐんぐん死者が増えていく傾向にある。次の重症者数は、最大ピークが60代となり、20から80歳代まで幅広く分布。左端の感染者数では20から50歳代が横並びで多く、0歳から90歳以上まで、感染者がそれなりの広がりを持って存在することがわかる。これでなにがわかるか。つまり、死者数は高齢者になる程多くなるが、重症者は最大ピークが60歳代に移動し、感染者に至って、20から50歳代まで多く推移、そのうえ幼児を含む年齢ごとにそれなりの人数の患者が発生しているということがわかる。
ここで「高齢者は危ないが、中年層を含む若い層は重症者も少なくて、治ってしまうじゃないか」と安心するなかれ。昨日の当ブログで月刊誌広告について書き、「コロナ感染『後遺症』 - 多発する『自己免疫異常』の怖さ 感染者の『その後』について、欧米から深刻な研究論文が続々。脳梗塞や1型糖尿病の誘発や心臓障害のリスクが上昇。無症状・軽症の感染者も安心できないばかりか、ワクチンにも不安が伴う」と「コロナワクチンは本当に安全か - 『副反応』への深まる懸念」の記事を紹介した。これは見出しだけで内容は書かれていないが、同じことはすでに研究者のあいだでは周知の事実。一般報道でも、治癒した患者に重い後遺症に悩まされる人たちがいることはすでに報じられていたし、全身にみられる「血栓症」が原因ということも知られていた。「自己免疫異常」と月刊誌に書かれていることが原因とする説は、ヨーロッパの危機が語られる中で、いよいよ一般に知られるようになってきたと言うべきか。本日30面「1日の死者最多40人 重症者も9日連続で更新」の記事は、第3波感染拡大で死者がとうとう第1波の29人を超えて40人に達したことを報じている。これはもちろん重大なことだが、同じように重大なのは第2波における最大感染者数1762人を超え、2000人台となり、まだまだ増える可能性が示されているということだろう。日本では感染者、重症者、死者の年齢構成はどうなっているのか、たぶん政府の公表している数字の中には詳細があるかもしれない。しかし、庶民が簡単に目にすることはできない。治癒した人たちの中にどれだけの後遺症が広がっているか、知れば不安に陥るかもしれず、怖くて公表できないのだろうか。それにしても現状では病院関係者があまりの激務と世間の無理解の板挟みになり、ついに燃え尽き症候群に至るという惨状があり、その上になにがなんでも東京五輪をやりきるという執念がもたらすコロナ焦土の未来がある。潜在する後遺症群はすべてが燃え尽きた後の荒野で一億総特攻の末路をみるのか。
☆「スウェーデン公衆衛生庁の特設サイト」
https://experience.arcgis.com/experience/09f821667ce64bf7be6f9f87457ed9aa/page/page_0/
「自己免疫異常」について、以下のところにとてもわかりやすい説明があったので紹介しておく。細菌やウイルスが体内に侵入して白血球や抗体がなどが抵抗して体を守る。しかし、この機能がうまく働かなくなり、感染症にかかったり、自分自身の細胞を攻撃したりする。ようするに敵味方入り乱れてどうすればいいのかワケがわからなくなった免疫細胞が味方まで攻撃しだす。これが「自己免疫異常」ということかな。
☆「用語集」一般社団法人日本血液製剤協会
http://www.ketsukyo.or.jp/glossary/ma02.html
posted by ガンコジージ at 11:07| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする