2021年01月03日

宣言を嫌がるGoTo政権はどう出る?

1面トップに「緊急事態宣言 4都県が要請 西村担当相『発出、検討する』」がある。心なしか小さい。他紙ではどうか不明だが、見出しは本来なら横書きでデカデカと紙面の上段を端から端まで確保していてほしかった。さらにトップ記事にしては内容がふわふわで把握しにくい。要請したのは東京、神奈川、千葉、埼玉の4都県知事。要請先は経済再生相。再生相は「緊急事態宣言も視野に入る厳しい状況との認識を共有した」(本文引用以下「」内同様)というが、とりあえずは「酒類を提供する飲食店などへの営業時間の短縮要請について、閉店時間を午後8時まで前倒しすることや、午後8時以降の不要不急の外出自粛など4項目を求めた」という。なんかぬるいなあ、と感じ、「スガ氏はどこへいったの?」との疑問が湧く。3面「首相動向」では2日午前は衆院議員宿舎で過ごし、午後1時48分は首相官邸にいて、1時55分から2時40分までコロナ関連の官僚5人と45分間なにか話しているが、知事たちの要請には同席しておらず、その後だれとも会った形跡なく5時12分に議員宿舎へ戻った。3面「感染拡大やまず危機感 緊急事態要請 都1ヶ月で倍増」「自前の対策に限界」「政府時短効果を見極め」には、「三が日の中日に出した要望は、高止まりする感染者数への危機感を表す形となったが、政府側は宣言発出に慎重な姿勢を崩していない」とあり、1面の緊迫感の不足する表題とふわふわした内容への疑問は、いや増しに増すばかり。
政府は「慎重」なのだ。だから首相は直接会わずに、公邸で官僚とごそごそ45分間のお話し会をしていたのだ。分科会の面々になにか言わせる準備が公邸での短時間の会合で行われる一方、「宣言の前にやることがある。東京が時短を午後8時に繰り上げることができるかどうかだ」「時短を徹底してもらうための選択肢のなかに、緊急事態宣言もある」なんて発言が官邸幹部や首相周辺から飛び出す。「当面は東京を中心に時短の効果が出るかを見定める方針だ」との記述があり、経済再生相が特措法の改正を急ぐみたいな発言も書かれている。これも時間稼ぎをにおわせるのみ。いったい知事たちの要請は何時ころにやっていたのかね。時間帯によっては完全にそっぽを向いていた可能性も否定できない。首相周辺からは「小池氏はずるい。打てる対策を打つ前に、急に政府に『緊急事態宣言で網をかけてほしい』と言ってきた」なんぞの陰口が出る。そういえば関東圏4都県は先行したが、北海道、大阪、愛知、福岡など地域はこれにどう続くのだろう。なかでも大阪は単位人口比での感染者数は東京に匹敵し、死者数はより多くなっている。北海道も然り。兵庫県も主要都市を単位人口比でみたらかなり危機的なはず。その視点で個別の大きな都市を想定して比較すると、多くの都市が危機的状況にあるのではないかと思わざるを得ない。このような状況下でスガ政権はGoTo以外の施策として、どう始末をつけていくんだろう。主要都県と主要都市を網羅する緊急事態宣言の発出があってもいいはずだし、それもできるだけ早急であればもっといいのではないか。ただし「コロナは風邪」とか「自粛警察」とか「医療機関や医療従事者へのいやがらせ」とか「発症者差別」とか、くだらないことは御免被る次第。
そういえば他紙に、以下のような記事があった。これは毎日新聞のスクープだろうか。中国産の新型コロナワクチンが国内に持ち込まれて、「日本を代表する企業の経営者など一部の富裕層が接種を受けていることが明らかになった。2020年11月以降、既に企業トップとその家族ら18人が接種を受けた」という。永田町でも・・・と考えるのは庶民の歪んだ嗅覚のなせる技か。あれだけマスクを嫌がる大臣がいるのに、なんで感染しないのかと訝しんでいた矢先のことで、やたらと疑問が膨らんでしまう。人数は与党系の方が多いんだし、感染拡大はそちらから、という気になるんだけれど、邪推し過ぎかなあ。
☆「コロナで変わる世界 水面下で出回る中国ワクチン 富裕層から永田町へ? 狙われる日本市場」毎日新聞1月1日
https://mainichi.jp/articles/20201231/k00/00m/040/137000c
posted by ガンコジージ at 11:39| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする