2021年01月11日

第3波のやり方次第で第4波が来る

1面の表題「関西3府県の緊急事態要請 首相『数日の状況見る』」を見て呆然。「3府県による緊急事態宣言への追加要請について『必要であれば、すぐ対応できるような準備はしている』(略)『数日の状況を見る必要があるということだ』とし、専門家らの分析結果を待って判断する考えを示した」(本文引用)。平時なら全国の状況を総合的俯瞰的に見てまず4都県という判断はあるでしょうが、今の状況下で言われた順番に、言われたことをおもむろに検討し始めるとは、初動の判断を相手に委ねておいて、もう降参!と手を上げたときに「そうなの。それじゃあ検討するから、待っててね」というのと同じ。相手はすでに青息吐息で死にかけなのに、ずいぶん余裕がある。対応は関係閣僚や官僚任せにし、自分は某放送局の「日曜討論」に出演して呑気なことよ。新コロ特措法に罰則規定を設けることについても「『ご協力いただけない方が出ていることも事実。給付金と罰則をセットにして、より実効性のあるものにしたい』と(略)必要性を強調」「一方、立憲民主党の枝野代表は(略)『自粛の要請に応じたら倒産してしまう状況を迫り、従わなければ罰則だと。無茶ではないか』と主張。事業規模に応じ、倒産を防ぐ最低限の保障の必要性を訴え」「さらに、第3次補正予算案や来年度予算案の組み替えを要求。『緊急事態宣言下、国会で何をやるかと言ったら「GoToトラベル」の補正予算という、めちゃくちゃなことになっている』と指摘し、感染拡大防止に関する予算の拡充を求めた」「共産党の志位和夫委員長は特措法改正について『監視社会になり、国民が分断される』と罰則規定の新設に反対。国民民主党の玉木雄一郎代表は、低所得者向けに20万円を給付するなどの追加の経済対策を実施するよう提案した」(本文引用)。首相はムチとアメの政策を庶民に強要し、GoTo命で凝り固まっている。第3波はこんな状況の中、これまでで最大の被害をもたらしつつある。
コロナは1カ月で治まるか。とんでもない局面でGoToを再開し、地獄の第4波にだらだらとつなげていくか。ワクチンはそのときどんな作用をこの国にもたらすか。ひとつの答えがイギリスで進行中。4面に「『制御不能』ロンドン切迫 変異型猛威か 市長、医療危機訴え」がある。「英国が変異した新型コロナウイルスの急拡大に苦しんでいる。3度目のロックダウン(略)に入った首都ロンドンでは、市長が『ウイルスの感染は制御不能の状態』とし、医療崩壊の危機を訴えた。政府はワクチン接種を急ぐが、順調にいくかは不透明」「変異ウイルスによると見られる感染拡大の速度は想定以上」(ワクチンの接種計画は)「高齢者介護施設の入居者と職員▽医療従事者▽医療リスクの高い人の4類型約1500万人への接種を優先し、2月15日までに1度目の接種を完了させる方針」「犠牲者の9割近くを占めるリスクの高い人々で、接種できれば社会全体のリスクを大幅に下げられると見込む」(本文引用)。ワクチンは米ファイザーと独ビオンテック製、英アストラゼネカ製、米モデルナ製で、7日時点で接種したものは約150万人。これから週200万人ペースで進める必要がある。これに2回目接種は含まれるのか?
ワクチンだのみで他に打つ手を知らない日本政府の場合、どんな対応をするのか。以下のビデオでは、臨床と研究が一体となって懸命にコロナと闘いつつ、真実に近づこうとしている。わからないことはまだ多い。ビデオで最も注目するのは、27分ごろから新宿などで保育園が感染拡大の中心になっていると指摘されている点。続いて北海道と大阪の事例が語られ、中でも大阪が致命的な状況にあることが語られている。大阪は「数日の状況を見る必要がある」なんて領域を超えている。ましてPCRはインチキとか2類を5類にしろとか、市民運動レベルで空論をしゃべってる場合じゃないのだ。
☆「『緊急提言 オーバーシュートに立ち向かう! 必要なのは科学的で精密な対策とリーダー』 児玉龍彦(東大先端研がん代謝PT)X金子勝(立教大特任教授)」デモクラシータイムス1月7日版
https://www.youtube.com/watch?v=hVtn7Br-PWw
posted by ガンコジージ at 10:39| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする