2021年03月04日

スッタモンダは五輪中止ですべて解決

1面トップ「緊急事態『2週間延長』首相表明、病床逼迫挙げ 首都圏4都県」。いちおう、まだ専門家らの意見を聞くという体裁をとっているが、いまの状況で分科会の専門家はリバウンドを警戒しているし、日本医師会も「延長」「第4波」について言及。都や千葉県などまで温度差はあれ危機感を募らせている状況。今朝の報道では、専門家が「変異株」へ置き換わっていく可能性を示唆している。2面「『4都府県延長』突然の転換 首相、解除のリスクを警戒 小池都知事らから慎重論」「感染者の減り方が鈍化ーー『原因不明』対策手詰まり」では、直前まで解除に前向きだったスガ氏が、最終的に自分が判断すると断言。都は積極的疫学調査を再開する意向を示し、全国では変異株のPCR検査がはじまり、少しずつ実態が明らかになりつつある。これまで変異株の調査はほとんどやられてこなかったから、潜在的な蔓延をまったく把握できていない。ジョンズ・ホプキンス大学の集計を見ると、PCR検査が大幅減となり、積極的疫学検査を縮小しているにも関わらず感染者数は望むように減少していかずに、せいぜい横ばいで推移する不思議。第3波に重なってまさかの第4波が進行していないか気になる。2週間延長するとして、やるべきことはいろいろあるはず。とりあえず医療体制を立て直すこと。国立病院機構に属する病院は全国に143、地域医療推進機構は57あるという。それらにコロナ専用の救急体制を確立し、地域ごとの緊急医療システムを民間病院と連携して整備しておくことが、まず必要ではないか。医療体制再構築→病床拡大→検査体制拡充が早急に進められないと、第4波は食い止められない。現状はワクチンが最後の望みの綱となっているが、残念ながらこれは五輪に絶対間に合わない。対策がワクチンだけでは夏はもちろん冬の感染拡大も無理というべきではないか。それを検査縮小でごまかそうとしても、逆効果にしかならない。夏の第4波、冬の第5波は不可避の状況になる。政治判断による2週間延長の中身が問われる一方、政府関係者は「首相と小池知事で、責任を押し付け合うゲームになっている」(本文引用)とぼやく。
ぼやいてる場合じゃない。全国の医療体制を再構築しておけば、第4波が来ても医療崩壊を招かずにやり過ごせる。PCR検査を縮小しようとか、2類を5類にしたら病床も逼迫しないとか、妙なことを言い張るヤカラもいなくなる。そして五輪に執着するのを止めれば、時間をかけて脱コロナに到れる道筋が開けるはず。あっちこっち、いたずらに意地を張りすぎるのが元凶というべきだろう。3面「五輪海外客の可否 思惑交錯」「強まる『受け入れ困難』論」「官邸、本音は判断先送り」の記事が<意地の張りすぎ>の根っこにあるのは明らか。3月3日にあった5者のトップ協議で、観客の受け入れについて議論されたとか。(マルカワ五輪相は)「変異株の影響など、この先の状況は非常に予測が困難だが、3月中に外国からの観客について判断することになった」。(先月の国、都、組織委、IOCの事務レベル会議では)「海外客の受け入れを見送る案に異論は出なかったという」(チケット払い戻しは)「3月までに方針が決まらないと間に合わない」「大会を(略)訪日外国客回復のきっかけにしたい菅首相が諦められるかだ」。(首相周辺は)「政府や組織委内などに消極的な考えもあるが、決定はまだ。遅くとも4月、というスケジュール感で見ている」(本文引用)
そんななか、4面に小記事「接種1回『考えてない』」がある。自民党のワクチン対策プロジェクトチームの「事務局長は3日、接種の回数について『最初から2回が前提だ』と述べた」(本文引用)。先月22日には複数のPT出席者から1回だけの接種の検討を求める声が上がり、自民党政調会長は、場合によったら政府に申し入れ、接種1回も検討対象になる可能性を示していた。それを厚労相が否定、党内からも懐疑的な声があり、3日の事務局長の発言になったとか。ふーん、党内も揺れてるんだ。ということは、万止むを得ず「やっぱ、1回にしちゃおう!」みたいなこともありうるかもね。
posted by ガンコジージ at 11:44| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする