2020年11月14日

説明はしないけど従ってくださいまし

1面に小さく「GoTo見直し 首相は慎重姿勢」がある。昨日、首相は「増加傾向が顕著」(本文引用、以下「」内同様)と述べたそうな。でも、GoTo見直しや緊急事態宣言の発出などは「専門家も現時点でそのような状況にはないという認識を示している」と「慎重姿勢」を示したとか。赤羽国交相「安全で安心な新たな旅のスタイルの定着を求めているものであり、感染防止対策は大前提として、これからも進めていきたい」。西村経済再生相「トラベル事業を活用して感染者数が急増する北海道に旅行するよう促すかを問われ『それを使って旅行されるかは国民の皆さんの判断だ』」。立憲枝野代表「検査なき『GoTo』が問題だった」「『明確な第3波だ。今回は完全に人災だ』と指摘し、検査体制の拡充を求めた」とか。「国交省によると『トラベル』は10月末までに約3976万人分の利用があり、利用者の感染は今月12日時点で138人としている」という。「検査体制の拡充」と「GoToの見直し」だけで済むかどうか。これから冬真っ只中に向かう。感染拡大が予測されるこの時期、4000万人近い旅行者があって利用者の感染者が138人は「検査なき『GoTo』」の実態が逆照射され胡散臭い。2面「時時刻刻」には「『第3波』不安要素も拡大」「家庭や職場感染経路に 重症者が増加、中年層も注意」「人の動き促せば感染拡大ーー『医療機関・保健所 人員増を』」がある。新コロは夏にはじまった第2波が収まらないまま第3波に至ったと書かれている。「第3波は、東京、北海道、大阪などに感染者が集中」「この1週間に岩手、新潟、山梨、兵庫などで1日の新規感染者が過去最多となり、全国的な広がりを見せる」。都資料では人工呼吸器をつけている重症者の半数近くが40〜60代といい、高齢者ばかりか中高年層に重症者が増えていると指摘されている。
専門家は政府分科会の9日緊急提言から「1週間ほど経っても止まる気配がなければ、より強い措置を取らざるを得ないだろう」と指摘。猶予はあと数日。官邸は感染状況について楽観視しているようで、第1波2波のピーク時と比べて重症者が少なく、医療体制にも余裕があるとし、政府高官は「大騒ぎしていない。過去の第1波、第2波とは違う。辞める必要はまったくない」とGoTo中止には否定的。それを前提で考える専門家は、「人の動きを促せば、感染は拡大する。そう覚悟し、社会が受け止められるよう、コロナを見る医療機関や保健所の人員を増やす必要がある」と語る。1面の西村経済再生相のように「トラベル事業を活用して感染者数が急増する北海道に旅行するよう促すかを問われ『それを使って旅行されるかは国民の皆さんの判断だ』」というぐあいに、「国民の皆さん」に丸投げするようでは、あと数日で判断せねばならない局面にあって、何か新しい対応が出てくるようにはとても思えない。
4面に小さいけれど興味深い記事がある。「コロナ対応 政府に注文次々 衆院内閣委で野党 法改正・体制見直し」とあり、いろいろな意見が出ている模様。休業補償の考え方や財源を「政府が責任をもって示すべき」との指摘があるが、コロナ補助関連で悪質な詐欺が発生している現状、システムに齟齬がないようにしっかりさせることは重要な気がする。それが、ラクダが針の穴を通るような、ただ厳しいだけのものに成り下がらないことを含めつつ、たしかに「見直し」は必要だと思う。さらに立憲の議員がIRについて言及し、「参入に意欲を示していた海外事業者が撤退するなか、政府が1月に発足させた『カジノ管理委員会』に40億円、100人の職員が投入されていることを指摘。『コロナ対策本部に移動させるべきではないか』と尋ねた」とあるが、国家公安委員長は「(コロナ対策に)振り返ることは考えていない」と述べたとか。コロナがIRより重要な課題とは思っていないのかな。それにしても100人の職員が投入されているとは。ここでも、決めたことはなにがあろうとも当初の決定を崩さないという旧日本軍的「無謬性の神話」が幅を利かせているんだな。さらに彼らに重用される特徴である「問答無用」「説明不要」「無条件に従え」という強権的姿勢があからさまになってきている今日この頃、学術会議問題は看過できない重要な一里塚と知る。
posted by ガンコジージ at 11:13| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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