2021年02月22日

原発もコロナも同じ構図になってきた

1面トップ「エクモ 命支える最後の砦 患者1人に医療従事者10人 長ければ3カ月現場苦闘」の記事。50代の患者の太ももと首の付け根に親指大ほどの管が刺さっているとある。短くて2週間、長くて2〜3カ月。エクモ内で血栓ができ、機械が動かなくなるとすぐ重篤。24時間体制で備え、ブザーが鳴ればすぐさま駆けつけて処置。医師5〜6人、技師2人、看護師2〜3人が必要。「病床が逼迫した場合に深刻な問題が生じかねない。現場の医師の一人は『治療する側として悩み、苦しむ』」(本文引用)という。3面の「エクモ中止 重い現場判断 ガイドラインどまり『国が法整備を』」には「エクモを使った患者の約7割は60代以下と比較的若く、ある医師は『ガイドライン上では治療中止がやむを得ない状況でも、家族があきらめないこともある。法整備が追いついていないグレーゾーンだ』と苦しい胸の内を明かす」「血栓ができると、装置を止めて管を交換しなければならない。(略)1秒でも短くなるようスタッフは日々トレーニングを重ね、交換時間は30秒を切る」(本文引用)。ここで気がつくのが、今まで高齢者を70代以上と思い込んでいたのだが、なんと60代(つまり69歳以下)とある点。1面の記事ではエクモの患者を50代と書いている。意外に若い。「命の選別」をその年齢で現実として受け止めるのは、家族にとってかなりつらいものがある。そんな気がした。医師の判断も苦しいだろうが、最終決断はまず本人ではないか。庶民が潔いというのもさらにつらいと思うし、ゼニ持ちたちが悪あがきして生き延びるなんて構図も見たくない、と思った。野党議員はPCR検査待ちで死亡。自民党議員は即検査、無症状で即入院。党本部は全職員一斉検査。これではガマンしかねる。
1面には「優先接種 基礎疾患は申告制 政府検討 ワクチン 診断書不要」の記事がある。「慢性の心臓病や腎臓病など基礎疾患のある人への優先接種は『手挙げ』による自己申告方式で行う方向で検討」「自治体が接種券を一斉送付した後、基礎疾患のある人は自ら申告して予約するよう求める方向」「4月までは供給量が非常に限られてくる」「4月から高齢者をスタートしたいが、少しゆっくり立ち上げていきたい」「これまで高齢者への接種は『2カ月と3週間で終える』との目標を示してきたが、『大都市はおそらくそのようにはいかない。高齢者が打ち終わったところは、一般の方がスタートできると考えている』(略)『今週中にある程度の決断をしなければいけない』」(本文引用)という。気になるのは「基礎疾患は申告制」。重大な副反応が出て重い症状があった場合、申告されていたか否かが焦点になるか否か。政府方針は、副反応についての責任をワクチン製造元に問わず、政府が責任を負うとしている。聞こえはいいが、「政府の責任」の中身が乏しい。金銭的な規定はあるが雀の涙。「基礎疾患」を「申告」していなかったらどうなるやら。原発事故の補償でもやたら厳しく煩雑な書類審査があり、手厚さからは程遠く、それでいて早期に補償を取りやめたい意志が目立ったし、事故後10年で終わりにしたい意図が、いま露骨になっている。五輪まっしぐらの思惑を隠さないから不信感が募る。
その原発関連で、13日に発生した福島県沖を震源とする1Fの1、3号機原発格納容器の水位低下を報じる他紙記事があったので、掲載しておく。地震直後の東電の発表には緊迫感はなかったが、その6日後の19日、「福島第一原発(略)の1、3号機で、原子炉格納容器内の水位が30センチ以上低下し、1日数センチのペースで続いていると発表した。13日夜に両町で観測された震度6弱の地震の影響で、10年前の事故で損傷した部分が広がり、原子炉建屋内に漏れ出る量が増えている」「1号機で1・9メートルの水位が40〜70センチ低下し、3号機も6・3メートルあった水位が約30センチ下がった」(本文引用)と発表。漏れた水は、建屋内からさらにどこへ?
☆「原子炉格納容器の水位30センチ以上低下 福島第一原発1、3号機で 震度6弱の地震の影響か」東京新聞2月19日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/87052?fbclid=IwAR07uUk-k1b3lhNTfjWrzvXODGTvixKAgWEcFUkZzzbs5NotMBT-Ek9tcyY
posted by ガンコジージ at 10:57| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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