2021年02月25日

いよいよどん詰まりで鬼気迫るこの国

1面「高齢者接種 4月12日開始 ワクチン最初は5万人分」の記事。高齢者向けを始めるのは4月12日からという。第1弾を自治体向けに発送するのは「4月5日の週」と記事にあるから、5日を中心にその週内という理解で間違っていないとしたら、国内にワクチンが届くのはまだ流動的ということになる。その発送分がまた超少ない。「東京・神奈川・大阪の3都府県は2千人分、他の44都府県は1千人分程度」「4月12日、19日の週で3都府県にそれぞれ計2万人分、44都府県に計1万人分」「26日の週以降、『全国の市区町村に行き渡る数量』(略)に増やし、接種を本格化させたいと説明」(本文引用)。仮に5月1日から本格化するとして、3週間後に2回目接種なら、全部終了するまで6月いっぱいかかる可能性が高い。高齢者接種の後に全国民に接種するとしたら、7月を超えて8月までかかるかも。そこで自民党内から刹那的な案が浮上中。4面「ワクチン接種1回論浮上 自民内から 政府は慎重」という記事には、多くの人に打てるように1回接種にしたら、との意見が出ていて、政府はまだ2回接種を維持する構えだとか。
イスラエルの研究論文で「1回接種でも85%に発病率を減らす効果が示された」「ファイザーが治験結果で示した2回接種の95%よりは低い」「臨床試験(治験)のように同じ条件で接種を受けていないグループと比較したものではない」「ファイザーも『3週間開けて2回接種することで、効果が確認できる』としており、1回接種を公式に認めているわけではない」。(河野行革相は)「(1回への変更が)ないとは言えないが、いまの時点ではしっかり2回ずつ打って行く前提で計画を作っている」(本文引用)。東京五輪についてIOC、IPCを加えた5者協議が来週開催される予定で、昨日はバッハ会長が海外からの観客受け入れをどうするかの判断は4月末から5月初旬に判断する、と表明したとか。バッハ会長はしゃにむに開催する気らしい。日本政府も政治的目標として強行開催を目論む。スッタモンダしながらワクチン協奏曲はいよいよ佳境に入る。完全な情報操作で国民的熱狂を作り出し、まさかの1回接種で重大な副反応も辞さず、「民族の祭典」パターンに持って行く危険な意図を感じる。14面週刊誌広告に「ワクチンが届かない! 厚労省幹部『本当のことを言えばクビに』 ▪️高齢者6月接種に暗雲▪️『今年前半に全国民分確保』は破綻」がある。IOC会長の政治力でワクチン確保が急速に進むか。それとも五輪は破綻するか。<追記>4面に表題含めてわずか5行の小記事「れいわ・木村氏感染 参院は24日、れいわ新選組の木村英子参院議員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。自宅で療養しているという」(全文引用)とある。自民党議員だとすぐさま入院。野党議員だと後回し。この構図、いまもって変わらない。ヤナやつら。
イヤなやつらはコロナ禍の只中で、こんなことまで画策する。7面「電事連、プルサーマル発電案公表へ 東電、導入原発示さず 核燃サイクル行き詰まり」には、世界から疑惑の目が集中するプルトニウムについて、プルサーマルで消費する新たな利用計画案を電事連が近く公表するとある。計画の改定は福島第1原発事故後初めて。大きく内容を変更するのは東電で、爆発事故で廃炉途上の原発ではプルサーマルなどできるはずもなく、直接原発施設を名指しせず、「確実なプルトニウム消費を基本に、東電HDの原発」(本文引用)という記述に変更。柏崎刈羽と明言したら再稼働への反発が予測され、それが怖いようだ。日本のプルトニウム保有量は現状約46トン。東電分は13・7トンで全体の約3割。事故後、東電はまだ自前の原発を動かせず、他社も再稼働を見通せない。「電事連は昨年12月に、30年度までにプルサーマルを少なくとも12基で実施を目指すと発表、従来の『16〜18基』から実質下方修正」(本文引用)。今回それをさらに修正した。東電は現在、2月13日の地震で1、3号機の水位低下が止まらない現状。地震計が昨年から壊れていたことも判明し、それをしばらく公表せずにきた。汚染水も除染土も行き詰りをみせる中、この国の原発は出口を失い、鬼気迫る状況になってきている。
posted by ガンコジージ at 11:10| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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