2021年03月02日

政治の堕落を克服する具体的行程表の模索

29面の週刊誌広告で始まる今日の我が家購読紙、じゃなくてブログ記事。新聞に芯が足りないので広告が目立つ。見出しは「長男の総務省接待、ワクチン供給遅れ・・・もう任せられない! 『無敵の男』が仕掛ける 菅政権を倒す鍵は共産党 菅首相は官房長官在任中、領収書不要の官房機密費を86億円も使い倒す。1日あたり307万円、菅政権もすでに5億円突破と『赤旗砲』/『桜を見る会』などスクープ連発を支えるのは全国の“地方議員情報網”/次の衆院選で野党共闘すれば、小選挙区42議席増/中村喜四郎が激白『共産党は変わるべきだ』」という調子。「エラく持ち上げてるけど、なぜ?」と思うけれど、まあ、深く考えないでおこう。立民の枝野代表が「原発を終わらせるのはそう簡単じゃない」と発言して、ネットで批判されている。これに共産党はどんな反応をしているんだろう。枝野氏の頭の中にあるのは、廃炉の全行程らしいとは誰でもわかる。原発を全面停止させて、使用済み核燃料を取り出すまでだって時間がかかる。取り出した核燃料を長い時間かけて冷まし、その後、乾式貯蔵にまで持ち込み、最終的にどこかで長期保存するまでの工程も簡単じゃない。国民的総討論が必要になるが、事故から10年、冷え込んだのは燃料棒じゃなく運動の方ではなかったか。日本経済を原発に頼らない産業構造に転換するにはどうしらたいいか、これも抵抗が大きく簡単じゃないのは自明だ。「政権をとったらすぐ廃炉」なんてわけにはいかないのはどこから考えても明らか。こういったことの全体像を、国民総討論で推し進め、まとめ上げる努力なしに、「即廃棄じゃないからダメ!」みたいな主張をするのは、かつての学生運動が陥った過激路線を、ゲバ棒は持たないが口の過激さだけ継承したからじゃないか、と思ったりして。地方の草の根から考える「脱原発全行程表」を積み上げる努力があったっていいじゃないか。いや、あるべきじゃないか。そんな思いに駆られる。そこを「難しすぎる」などと逃げるようでは、運動もしなびたものよ。陰謀論なんかに持っていかれるのも無理はない。「カギは共産党」というのは本当だと思う。全ての課題に、どう進めるかの綿密な行程が問われる。そんな瞬間にこそ国民的な総討論を喚起し、立民を後押しし、闘う前面に押し出していけば、おのずと「カギは共産党」になると思うけれど、社会党と共闘しながらその票を食っていった過去と同じことをするなら、立民は自壊し、共産党は孤立して残るといった構図が再現されるだけじゃないかと思えてならない。
本日の紙面は、この記事の他にあんまり目立つものがない。1面トップの「山田内閣広報官が辞職 7万円接待『体調不良』で一転 首相『やむを得ぬ』」は、なんとも煮え切らない記事。記事中に鶏卵疑惑で業者から500万円の賄賂を受け取り、在宅起訴された吉川元農水相がちらっと出てくるが、国家公務員は辞職し、国会議員は自民党から離党で済ませるその厚顔破廉恥についての言及が少ない。アベ政治約8年、数々の事件で何人起訴され、何人離党し、何人辞職したか。周辺の悲惨な出来事も含めて一覧表を作り、記事にしてほしいものだ。自民党は長年月かけてここまで堕落してきた。それを追いかけるように官僚が堕落していく。堕落が堕落を呼び、最後にまともな者たちがいなくなる。さっきの話に戻ると、野党や市民運動まで一緒に質を落としていっちゃまずいでしょ。地道な行程表を積み上げ、具体的な政策を練り上げる作業があってはじめて、自民党や官僚の堕落を克服する新しい波を生み出すことができるのではないか。今そんな時期に差し掛かっているんじゃないか。関東圏と関西圏を並べてみると、運動に微妙な差があるように思えてならない。関西圏には一定のまとまった動きがあり、人が集まれる場所があるように感じるが、関東圏にはそれがあまりに弱いような気がする。細くても持続し、積み上げる根っこが欲しいものだとつくづく思う。地方なら地方らしくそこに見合った具体的で持続的な行程表を練り上げる力。稚拙でもいい、次の世代がそれを元にさらに練り上げていく。そんな持続性が求められている。権力者とその周辺の堕落を批判する決定打は、具体的な行程表だ。こんなことはずいぶん前にも言っていた記憶があるんだけどなあ。
posted by ガンコジージ at 10:36| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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